SSブログ

「ミッドナイト・サン タイヨウのうた」 [映画]

midnightsun.jpg
〔2017年/アメリカ〕


17歳のケイティ(ベラ・ソーン)は、
太陽の光を浴びる事のできない、
XP(色素性乾皮症)という病気に罹っている。


そのせいで、
幼い事から、
家の中で、父と2人だけで過ごしてきた。


そんなケイティの楽しみは、
窓から、チャーリー(パトリック・シュワルツェネッガー)の
姿を見る事。
チャーリーは、ケイティの視線に気付いてはいないけれど、
それは仕方がない。


ギターと歌が趣味のケイティは、
夜になると、
駅前で歌っていたが、
そんなある日、
チャーリーが声を掛けてきて・・・。





日本映画、
「タイヨウのうた」を、
ハリウッドでリメイクした作品。


太陽の光に当たると、
遺伝子が損傷を受け、
そこから癌を発症する可能性があるという
XPという病気。


可哀想とか、
気の毒に、
なんて、
とても軽々しく言える病気ではない。


他には全く問題の無い女の子が、
幼い頃から、
外に出られない生活を送るのは、
想像を絶する。


映画の中でも、
ケイティは幼い頃、
「外に出たいと泣き叫んだ」とある。
当然の事と思う。


本人が辛いのは当たり前として、
お父さんが可哀想だった。
妻を亡くして、
娘と2人きり。
もしこれで娘に何かあったら、
と想像すると、
胸が痛い。


ただ、お父さんとケイティが、
とても仲良しなのが救い。
ケイティは、お父さんに隠し事ができない。
チャーリーとのデートでも、
最初は嘘をついても、
やっぱり本当の事を言っちゃう(笑)。


チャーリー役の、
パトリック・シュワルツェネッガーは、
名前で分かる通り、
あの、シュワ氏の息子さん。


シュワ氏のようにごっつくなくて(笑)、
めっちゃ爽やかな好青年。
この映画の雰囲気にピッタリだ。


チャーリーに病気の事を中々言い出せなくて、
朝日が昇りそうな中、
焦って家に帰ろうとするケイティの様子は、
まるでシンデレラのようだった。


難病ものは、感想が難しい。


評価 ★★★☆☆

nice!(144)  コメント(14) 
共通テーマ:映画

「ベルサイユのばら展」へ。 [できごと]

versaillesnobaraten.jpg


10月某日。
六本木ヒルズ森タワーで開催されている、
「ベルサイユのばら展」に行ってきました。 


IMG_6372.jpg
この催しは、
「ベルばら」誕生50周年を記念して、
行われています。


IMG_6376.jpg
私は「ベルばら」は、
大人になってから一気読みしたのですが、
美しい絵とストーリーに
引き込まれた記憶があります。


IMG_6377.jpg
写真撮影はできませんが、
原画が多数展示されていました。
順路を進んでゆくと、
大体のストーリーが追えるようになっているのですが、
それがもう、面白くて、
もう一度読みたいと、
強く思わされます。


IMG_6378.jpg




IMG_6379.jpg
宝塚の衣装も展示されています。


IMG_6380.jpg
女性が演じる男性って、
なぜあんなにカッコいいのか、
と常日頃から思っておりますので、
「ベルばら」の世界観と、宝塚の相性は、
ピッタリなのだろうと思います。



IMG_6381.jpg
「ベルばら」の化粧まわしがあるのですね。
これをお相撲さんが着けていたら、
目立つでしょうね。


IMG_6382.jpg
見学のあと、
「ベルサイユのばらカフェ」へ。


IMG_6383.jpg
テーブルまでベルばらです。


IMG_6386.jpg
ベルばらパフェをいただきました。
赤・青・白で、
トリコロールを表しているそうです。


IMG_6384.jpg
52階ですので、
眺望も素晴らしい。

nice!(135)  コメント(34) 
共通テーマ:映画

23区内全駅制覇・青海駅 [23区内全駅制覇]

【23区内全駅制覇・各駅編】


第83回目の掲載は、
 ・ゆりかもめ
「青海駅」です。


IMG_5825.jpg
この日は、海の気分だ、という事で、
青海駅に行く事を決めたのですが、


IMG_5817.jpg
豊洲駅からゆりかもめに乗り、
観覧車が見えてきた時、
「あぁ、そうだった」と思い出しました。


お台場の大観覧車が取り壊されると、
確かニュースで見た、と。


こうして見てみると、
「兵どもが夢のあと」という言葉が自然に浮かんできます。
栄華を極めた場所も、
いつか寂れてゆく。


ゴンドラがほぼ等間隔で、
4基ずつ残っているのも興味深いです。
解体するにあたり、
何か理由があるのでしょうね。


IMG_5822.jpg
駅から「水の広場公園」と、


IMG_5823.jpg
港が見下ろせます。


IMG_5832.jpg
公園を歩くと鳥がいたので、


IMG_5833.jpg
そっと近寄ったのですが、
飛び立ってゆきました。


IMG_5828.jpg
公園から観覧車を見ると、
こんな感じ。


IMG_5841.jpg
観覧車と同時に、
ヴィーナスフォートも
営業が終了したのですね。


IMG_5842.jpg
2025年に、
新しい複合施設ができるのだとか。


IMG_5845.jpg
ヴィーナスフォートが営業していたら、
ここでお食事をしたいところですが、
無理なので、お台場方面に行ってみます。


IMG_5848.jpg
後ろから見た、
フジテレビの社屋。


IMG_6189.jpg
ダイバーシティ東京に行ってみます。


IMG_6209.jpg
せっかく来たのですから、
ガンダムの見学。
正面から撮ってみました。


IMG_6203.jpg
斜め前。


IMG_6201.jpg
横。


IMG_6199.jpg
そして、後ろ。
なーんて、分かったように書いていますが、
私はガンダムを一度も見た事がなく、
これはガンダムでいいのよね?
と、これを書きながらも、
ちょっと自信がありません(笑)。


IMG_6198.jpg
ダイバーシティ東京の中の、
「餃子の王様 龍吟」さんでお食事。


IMG_6195.jpg
台湾ラーメンをいただきました。
「餃子の王様」なのだから、
餃子も食べればよかったと、
ちょっと後悔(笑)。





--------------------

※今まで行った駅のリンク集です。
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2010-09-22-13

--------------------

※以下に、このカテゴリーの1回目に書いた文章を
 貼り付けておきます。


2018年の4月から12月まで、
「23区内全駅制覇」というカテゴリーで、
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2010-09-22-12
路線ごとに、駅名表示板を並べて、
掲載していたのですが、
次は「2周目」という事で、
今度は各駅の周辺を、もう少しゆっくり歩いてみたいと思います。


条件は特にないのですが、
駅周辺の雰囲気や建物を見たり、
それから、お食事かお茶ができればいいな、
と思っています。

nice!(141)  コメント(38) 
共通テーマ:映画

「彼女がその名を知らない鳥たち」 [映画]

kanojogasononawoshiranaitoritachi.jpg
〔2017年/日本〕


十和子(蒼井優)は、
15歳年上の陣治(阿部サダヲ)と同棲しながらも、
8年前に別れた男・黒崎(竹野内豊)を
忘れられずにいる。


薄汚く、何の取り柄もない陣治にイラつき、
彼に当たり散らしながら暮らす十和子だが、
陣治は怒る事なく、
十和子に尽くし、
それがまた、十和子をイラつかせる。


ある日、十和子は、
デパートの外商・水島(松坂桃李)と知り合い、
肉体関係となる。
水島は、陣治とは正反対のスマートな男で、
十和子は彼にのめり込んでゆく。


そんな中、刑事が十和子を訪ねてきた。
なんと、黒崎が5年前から失踪している言うのだ。


十和子は、
黒崎の失踪に、
陣治が関係しているのではないかと、
疑うようになるが・・・。





これは好き。
個人的に、とっても好き。


自堕落で、
めちゃくちゃな生活を送っている主人公・十和子。


一緒に暮らしている男・陣治を
見下し、馬鹿にし、嫌い、
でも、彼の稼ぎで生活し、
甘え切っているのも、また事実。


そして、十和子から、
罵られ、拒否されながらも、
決して、彼女を見捨てる事のない陣治の凄さ。


なんだか、今、これを書きながら、
「自虐の歌」の、
男女逆バージョンみたいだな、と思ったけど、
「自虐」はコメディチックだけど、
こちらはもっと深刻。


十和子は、
ルックスのいい、
竹野内豊や、松坂桃李に惹かれるけど、
やっぱりモテ男は、
モテ男なりの女の扱いしかしなくて、
十和子を心から愛してはくれず、
道具扱い。


いや、イケメンで、愛情深い男だって、
沢山いる。
彼女の男運が悪いのか、
そういったいい男からは選ばれないだけなんだろうけど。


前半は、どうしようもない女の、
ダラダラした物語なんだけど、
途中から、サスペンスタッチになる。
ゾッとして、
目が離せない。


人は、人の数だけ、
人生の体験があって、
その体験を元に、
映画を観るから、感想が違って当たり前。


私にとって、この映画は、陣治だ。
ネタバレになるから、
詳しい事は書けないけど、
わたし的に、この映画は、
陣治が全てだ。


評価 ★★★★☆

nice!(136)  コメント(26) 
共通テーマ:映画