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◆田宮二郎の真相◆ [本]


田宮二郎の真相

田宮二郎の真相

  • 作者: 石田 伸也
  • 出版社/メーカー: 青志社
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: Kindle版


少し前、
このブログで、
「田宮二郎さんが、いい男すぎて辛い」
と書いた。
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-11-23
彼ほどの男だと、失敗も許されないのではないか、と。


けれど、ブログをアップしてからも、
気にはなっていた。
私のような者が、
勝手にそんな風に憶測して、
イメージだけで田宮さん像を決め付けてしまって、
現実の田宮さんがそんな人でなかったら、
どうするんだ、
あまりに失礼ではないかと。


で、
だから、というわけではないのだけれど、
たまたま図書館に、
「田宮二郎の真相」があったので、
借りて読んでみた。


中に、以下のような記述があった。


【田宮二郎は、あらゆる「二枚目の仕草」を
 研究したと、弟分の小野ヤスシに話した。
 歩き方、
 振り向く角度、
 タバコの火のつけ方、
 タバコの吸い方・・・。


 それは、麻雀においてもそうで、
 決して安い手では上がらず、
 一気通貫などの手を好んだ。
 「それこそが、二枚目の麻雀」なのだと】。


その箇所を読んで、
なんだかホッとした。
私が書いた田宮さんのイメージは、
あながち間違ってはいなかったんだ、
田宮さんは、本名の「柴田吾郎」でなく、
田宮二郎であり続けたんだ、と。


もちろん、
本書には、それだけではなく、
田宮さんが、
いい夫であり、
いい父親であった事などが書かれ、


それから、世間で噂されている、
M資金詐欺や、躁鬱病などの事にも、
突っ込んだ事が書かれているけれど、
それはWikipediaで大体の事が分かるので、
ここには書かないけど。


私は古い邦画が好き。
自分が生まれる前や、
生まれた頃の映画に、
強い郷愁を覚える。
そんな古い邦画の中でも、
特に、大映の作品が大好き。


田宮さんの事を、
この本で知った今、
ますます大映の映画を観るのが楽しみになってきた。


田宮さんに関する本では、
本書以外に、
「田宮二郎、壮絶!」というのがあると、
これを書くに当たって、
色々調べているうちに、知った。
すぐ図書館に予約を入れた。
早く読みたい。

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ゆうのすけ

ピンク・レディーが1978年の賞レースを片っ端から獲得していた年末。それも押し迫った28日ご本人出演のドラマも放送された日に突然の訃報が飛びこんで来たのは衝撃でした。子供ながらに凛々しくてニヒルで近づきにくい大人の人(孤高な役者さんというイメージ)という印象を持っていましたが 1977年末のある日のことピンク・レディーのケイ(増田恵子)さんが急性の虫垂炎でダウンしてしまい やはり賞レースの番組で ミー(未唯)さんが一人でステージに立って歌おうとしていたところに 田宮さんが寄り添い 滑稽ながら振りを合わせて踊ってくれたのがとても印象的です。恥ずかしそうな表情でしたが 今から思うとあの時の優しい表情が 素顔の田宮さんなんだったんじゃないかなと思うのでした。テレビやスクリーンでは見えない秘められた本当の芸名でない 田宮さんの生き方があったからこそ 役者としても輝き 今も愛される存在なのではないかと思うのです。☆彡
by ゆうのすけ (2020-12-06 13:51) 

きよたん

私の母は田宮二郎のファンでした。
カッコよかったですもんね
by きよたん (2020-12-06 19:55) 

青山実花

ゆうのすけさん
コメントありがとうございます。

うわー☆
今、私はとっても興奮しています。
youtubeで田宮さんとピンクレディのミーさんとの
共演を検索してみましたら、
映像があるのですね。

前に書いた、ドリフのコントに出演されていた時と
同じくらいの驚きです。

大映の永田雅一さんと大揉めに揉めて、
映画界を追放されたような田宮さんですが、
むしろ、テレビに活躍の場を求められて、
良かったように思います。
田宮さんが辞められた大映は、
市川雷蔵さんの死去などもあり、
すぐ倒産したようですし。

前にも書きましたが、
田宮さんご自身は、
コントなどにもっと出たかったのかもしれませんね^^

by 青山実花 (2020-12-06 20:55) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます。

本当にパーフェクトないい男とは
田宮さんみたいな方の事を言うのでしょうね^^

by 青山実花 (2020-12-06 20:55) 

Ginger

同じ・・乙女座としてシンパシーを感じておりました。今ならHSPとかになるのかな。。。あまりにも俗的な世界では生きにくい美意識を持っている中、虚飾の昭和芸能で生きられ、そこに群らがるハイエナがいる中、しんどかったでしょうね・・・。
クリス松村さんの初恋の人。同級生のパパで、皆が羨望する中、樹の陰にいたクリスを選んで優しく握手してくれたって♡絶対に傷ついている子だとわかっていた気がするのです。。。
by Ginger (2020-12-07 18:30) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

田宮二郎さん、
綺麗すぎるが故に、
生きづらい事があったのかもしれませんね。

本当に、詐欺師のような人たちが、
大勢取り巻いていたようですね。
奥様もそのせいで、
お金を守るのに必死だったとか。

素顔の田宮さんは、
病気を発症する前は、
家でもとても穏やかで
良い夫で、良い父だったようです。
クリスさんも感動だったのでしょうね。

by 青山実花 (2020-12-11 18:40) 

裏・市長

田宮二郎とボクとの共通点は「繊細」と
いうところだ。お互い、非常にデリケート
である。それはまるで洗い立てのガラスのように…。

田宮二郎は自らの美学を貫くために「死」を選んだ。

ボクも18歳の時に永遠の美を手に入れるため、
そして、その美を永遠のものにするため、
「死」を選んだ。

選んだハズなのだが、売り切れていた…。

そして無様に生き残ったまま現在に至る。

…なにが言いたいのかといえば、
人間、どれほどみにくくても、カッコ悪くても、
生き続けていかないとダメなんだよ。

逃げてもいいんだよ、チソコなんか小さくていいんだよ、
どんなに無様でも生き続けなくちゃいけないんだ。

もし10年前に青山実花さんが亡くなっていたら、
今日のパンダフィーバーはないんだぜ?。
もし、昨日ボクが死んでいたら、
今日こうやってコメント欄を荒らせないんだぜ?。

1日でも半日でも、長く生きていたもんが勝ちなんだ。
生きていれば楽しい事もあるかも知れない。
ないかも知れない。いや、ある事もあるかも知れない。
…どっちなんだ!?。

わからないからこそ楽しいという事はないか?。

だから今、死を考えている人はぜひ、ボクのブログに
来てもらいたい。そして世の中の出来事を知ってほしい。
世の中、下には下がいるんだ。

キミはまだ「マシ」なほうなんだ。
まぁ、マシというだけだが…。
死に急ぐことはない。
どうせ遅かれ早かれ、死ななくちゃならないんだ。

どうですか、青山実花さん!。
死んだと思えば、どんな辱めも耐えられるでしょう?、
ボクの思うがままにされてみるのも、
人生の転機になるかも知れませんよ!。

ヤン坊マー坊転機予報!!。


by 裏・市長 (2020-12-17 01:46) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さんと田宮二郎さんの
共通点、
それは、お二人がM資金に手を出したことですわね。

ある日、ご自宅に、
見知らぬ男がやって来て、
大和高田山麓に、
日本軍が埋めた金塊が眠っている、
一緒に掘り出しに行かないか、と、
持ち掛けられたのも同じ。

ただ、一つ、違っていたのは、
田宮二郎さんが、それを見つけられなかったのに対して、
裏・市長さんは、発見なさった。

そして、田宮さんは死を選び、
裏・市長さんは、大和高田市に永住することになった。
なんという運命の分かれ道。

裏・市長さんのおうちの裏庭には、
時価100億とも言われる、
その時の金塊が、埋まっていると、
東京ではもっぱらの噂でございます。

裏・市長さん、
あなたはもう、後期高齢者。
財産なんか、
あの世には持っていかれません。

ここはぜひ、
後に残された者に引き渡すのが、
有効な使い道というもの。

いつもブログのコメント欄に
嫌がらせをしているわたくしへの罪滅ぼしのためにも
わたくしに譲ってくださるのが、
人の道というものです。

これであなたも、
いつ何が起こっても、
何の心配も、心残りもなく、
心安らかになれましょう。

そうです、人間死んではいけません。
こんなブログだって、
いつ、誰が、
財産を譲ってくれると言い出してくれるかも分かりません。

by 青山実花 (2020-12-24 19:30) 

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