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「ニューヨーク 親切なロシア料理店」 [映画]

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〔2019年/カナダ・アメリカ〕


ニューヨークにある、
創業100年の老舗ロシア料理店「ウィンター・パレス」。
しかし、店にかつての賑わいはなくなり、
料理も今一つ。


そんな「ウィンター・パレス」再建のため、
雇われたマネージャーのマークは、
刑務所を出たばかりの謎の多い男。


一方、暴力夫から逃げ出した、
クララは、息子2人を連れて、
ニューヨークにやって来た。
「ウィンター・パレス」に入り込んだクララは、
息子たちのために、
食べ物を失敬する。


また、常連客で看護師のアリスは、
他人の世話ばかりしている変わり者・・・。





試写会で観た。


ニューヨークにある、
老舗ロシアンレストランを舞台に、
そこに集う人々の人生を描いた映画。


基本的に、
子供を2人連れて家を出たクララがメインで、
彼女を取り巻く、
心優しい人々に救われる。


なにせ、クララの夫は、
長男に、次男を殴れと命令するなど、
異常性格の男で、
クララは、そんな夫から逃げ出して、
ニューヨークにやって来たのだ。


何とも始末が悪いのが、
この夫、警察官で、
警察の情報網を使って、
クララたちはすぐに見つかってしまう。


父親の顔を見た次男は、
嘔吐するほどショックを受けるのだけれど、
こういう男って、
自分がそこまで嫌われているのに、
なぜさらに、嫌われる事をするのか、
全く理解に苦しむ。


他の登場人物たちも、
それぞれに悩みを抱えている。


人は、人と触れ合うと、
ホッとする事もあるけど、
軋轢が生まれる事もある。


いい事ばかりじゃなくて、
嫌な事を言われたり、
悲しい思いをしたりして、
それでも日々をやり過ごしてゆく。


誰かに傷つけられもするけど、
知らぬ間に傷つけていることもあるはずで、
そんな事の繰り返しなのでしょうね。


ラストは少しホッとする。
現実は中々ああはいかないだろうけど。


評価 ★★★☆☆

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コメント 8

ヤマカゼ

心がホッとする映画はこの時期ならではでいいですね。ホームアローンを思い出します。
by ヤマカゼ (2020-12-08 12:50) 

Ginger

素敵な香りのする作品・・・観てみたい。
あ!今発売中の「婦人公論」の付録が「ありがとう!シャンシャン!カレンダー」だそうです♡
by Ginger (2020-12-08 14:45) 

tommy88

思い起こせばたくさんの子どもたちを傷つけて来たなと思うのです。
指摘された誤りに納得がいけば受け入れ謝ることだけは逃げなかった。
たくさんの子どもたちから傷つけられもした。
アザだらけの子の親と向かい合ったら、その父親に徹底攻撃された。
色んな奴らがいて、それでも立ち向かったら、いい加減にしろと。
世の中思うようには行かず、シャンシャンも引き取られていく。
布団を叩いて騒音をまき散らすおばさんがいて、映画になった。
むかしはキチガイやと村八分で済みました。
今は犯罪者の人権に慎重で、DV被害者は安寧が手に入りません。
暴力の再生産は、強制終了しかないのかもしれません。
新聞に出て来るのは氷山の一角で、泣き寝入りが基本形だと思います。
シャンシャンを持ち帰る中国の外交戦略は、世界制覇でしょう。
泣き寝入りが我が国の外交戦略、かな。

by tommy88 (2020-12-09 07:33) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

ラストでホッとできるのは嬉しいですね^^
「ホームアローン」、
今の季節にピッタリですね^^

by 青山実花 (2020-12-11 18:33) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

ロシア料理が食べたくなります^^

情報、ありがとうございます!
婦人公論のシャンシャンカレンダーは、
一昨年のがあまりに可愛すぎて、
いまだに外せずにいるくらいです^^;
今年も買いたいです^^

by 青山実花 (2020-12-11 18:33) 

青山実花

tommy88さん
コメントありがとうございます。

tommy88さんは元学校の先生ですから、
生徒さんを叱るような場面も多かったでしょう。
でも、感情に任せて怒ったり、
理不尽な事を言ったりしない限り、
生徒さんたちは傷つくという事はなかったように
思います。
父親の攻撃、最悪ですね。
一体どうしたら、そんな人間が出来上がるのか。

by 青山実花 (2020-12-11 18:33) 

裏・市長

ボクも自分が知らない間に、
他人を傷つけてはいないか…と時々、
不安になるのです。

不安に思っているところに、
「誹謗中傷だ!」「名誉棄損だ!」と、
うるせぇやつらからクレームが届くのです。

しかし、そのほとんどが、
自分のした悪い事を棚上げし、
「不起訴になったから記事を消せ」という、
弁護士名義のクレームばかりです。

金さえあれば、自分の悪行を消していけるのです。

一方、財力がない、知識がない者は、
悪行を消すことが出来ず、延々とネットタトゥーに
苦しめられて生きていかねばなりません。

先日のミスター慶応の事件、ご存じでしょう?。
6度目の婦女暴行も祖父から続く裕福な家柄と
財力にモノを言わせ、不起訴処分です。

逮捕されながらも、罪にはならないのです。
不起訴ということは、犯罪者ではないのです。

こんな理不尽なことがまかりとおるのが、
日本という国なのです。

もしボクがなんらかの間違いで逮捕…という事態に
陥った時は昔の天童よしみということで、
青山財閥の財力とコネをお借りできればと…。
by 裏・市長 (2020-12-17 01:56) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

確かに裏・市長さんの言われる通り、
人は知らぬ間に、他人と罵倒合戦を繰り広げていたりするものです。

例えば、
ブログのコメント欄に嫌がらせが書き込まれ、
それに対して、
罵倒するような返事を書きますね。

すると、その翌日、
その罵倒に対する仕返しに、
また嫌がらせが書かれ、
それに対してまた罵倒する・・・。

ずっとそのループなのです。
大喧嘩は永遠に終わらないのです。
もう62年も続いているのです。

初めは心配して見守ってくださっていた皆様も、
最近では呆れ果て、
誰も寄り付かなくなりました。
それでもまだ、やっているのですから、
頭がおかしいです。

「名誉棄損」といったって、
そりゃあ、書かれても当然でしょうよ。

母親の借金だけかと思ったら、
いじめで女の子を追い込んで、
中退させていたなんて。
高校時代の写真、見ました?
どう見てもチンピラかヤンキー。
おぉ、嫌だ。
あの顔、ゾッとする。
最近は女の方もおかしいと思ってますけどね、多くの国民は。

by 青山実花 (2020-12-26 10:56) 

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