「バーレスク」 [映画]
〔2010年/アメリカ〕
ロスでショークラブ、“バーレスク”を経営するシェール。
アイオワから出てきた、歌手志望のクリスティーナ・アギレラは、
“バーレスク”の舞台を見た瞬間から、そこに立ちたいと熱望し、
強引にウエイトレスの仕事を手に入れる。
チャンスは中々やって来なかったが、
オーディションでダンスを披露し、なんとか端役の座につく。
クラブのスターであるクリステン・ベルは、
酒癖が悪く、シェールの頭痛の種。
ある日、また酒を飲んで遅刻してきたベルに怒ったシェールは、
ベルの場所にアギレラを据えると宣言、実行する。
ベルはショックのあまり、アギレラにある嫌がらせをするのだが、
それを逆手に取ったアギレラは、
初めてその才能を披露し、シェールやスタッフやダンサー仲間や客を
あっと驚かせるのであった。
その場面こそ、この映画の最大の見せ場だ。
映画を観る者は、
アギレラの歌の上手さに酔い痴れ、
さらには、どんな意地悪にも負けない強い彼女に、
シンパシーを感じずにはいられない。
全体を通して、ショーの場面が圧巻。
クラブの雰囲気も熱く、
酒とタバコと化粧の匂いが、こちらまで漂ってきそうだ。
その他の恋愛部分や、クラブの経営難のエピソードなど、
まるで取ってつけたような印象で、
いっその事、ショーだけ見せてほしいと思ったくらい。
シェールがアギレラに、母親のように化粧の仕方を教える場面や、
アギレラが、ダンサー仲間と次第に溶け込んで行く様子が良かった。
そういう意味でも、やっぱりこれは女の子映画なのね。
ちなみに観客もギャルばかりでした(笑)。
評価 ★★★☆☆
2010-12-31 12:00
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コメント(2)
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CMが中々セクシーですね。
やっと「アウトレイジ」を観たのですが、青山実花様の評価は如何でしたか?
by k_iga (2011-01-04 22:29)
k_igaさん
「アウトレイジ」観られたんですね、いいな~。
私は未見なんです~。
公開されていた頃、どうしても時間が合わないうちに
終わってしまって・・・。
DVDで早く観たいです。
北野作品初の続編が出来るそうですし。
by 青山実花 (2011-01-04 23:38)