「武士の家計簿」 [映画]
〔2010年/日本〕
堺雅人。
嫌いじゃないし、
もし私生活でこの人と知り合ったなら、
とても良い人なんじゃないかと思わせてくれるのだが、
(あくまでもイメージだけど)
俳優さんとして見ると、
なんだか気の毒になる時があるんだよね。
どんなに厳しい表情を作っても、
なんだか笑っているように見える、あの顔。
物凄く、役の幅が狭められているように思える。
そしてスクリーン全体までユルく見えてくるような気がする。
それにしても、この映画。
ユルかったなぁ。
これは堺雅人のせいばかりではあるまい。
武士である堺が、算盤をはじく、
今でいう経理の仕事をしているのだけれど、
これといった事件もなく、
結婚して、子供が生まれて、親が死んでって、そんなお話。
堺は、新婚初夜から、結婚式の経費を家計簿につけるような男だ。
なのに、自分の家の財政が逼迫している事を、
妻である仲間由紀江から知らされるまで気付かないの。
ものすごく変。
そこで彼は、家にある金目の物を全て売り払うのだけれど、
思い出の着物を売るのはイヤだと泣く松坂慶子が、
あまりにも太っていて驚いた。
その着物、あなたが着るのはもう無理でしょ、と言いたくなる。
あんなに美しかった彼女はどこに?
それに、年月が流れて、
堺と仲間が舅姑になったというのに、
仲間が老けメイクをしないものだから、
息子の嫁と一緒にいても、
若い女が二人いるみたい。
せめて白髪まじりのかつらでも被りゃいいのに。
評価 ★★★☆☆
星3つとは優しいですね。 私なら1つ。
by k_iga (2010-12-30 19:35)
k_igaさん
あはは~。
やはり心を鬼にしなければダメですかね。
劇場で観た映画は、高い代価を払っている分、
つい点数が甘くなってしまいます。
自分の選択ミスを認めたくないのかも。
それから、この映画の感想が書かれた他の方のブログを読むと、
皆さん、褒めていられて。
世論に負けてしまいました(笑)。
by 青山実花 (2010-12-30 20:23)