横道世之介
- 作者: 吉田 修一
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: 単行本
本を読んで泣いたのは久し振りだ。
この小説の主人公、
横道世之介はめちゃくちゃいい奴で、
だからこそ、切なくて涙が出たんだよ。
平凡で、優柔不断で、どこにでもいる大学生、世之介。
彼の通う大学は、
その内容から、著者の卒業した大学だと察しがつくのだが、
こんな友人がいたのか、自伝的小説なのか。
『与謝野祥子以外、開封厳禁』の所でグッときた。
でも、祥子は中身を見ても、その理由さえ覚えていなかった。
人って、色んな事、大切な事、みんな忘れてしまうんだな。
2010-11-19 12:00
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