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「ドリームプラン」 [映画]

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〔2021年/日本〕


リチャード・ウィリアムズ(ウィル・スミス)は、
妻と、
5人の娘たちと、
質素ながらも幸せに暮している。


リチャードは、
四女のビーナスと、五女のセリーナに、
テニスの才能を見出し、
2人をテニスプレイヤーにする事を決める。


しかし、リチャード自身が、
テニス未経験。
彼は、自分なりの方法で、
テニスを指導し、
2人を育ててゆく・・・。





試写会で観た。


テニス界の女王姉妹である、
ビーナス・ウィリアムズと、
セレーナ・ウィリアムズを育てた、
父親・リチャードの実話の物語。


邦題の「ドリームプラン」とは、
リチャードが、
娘2人を、テニスプレイヤーにするまでの、
様々な計画を、
一つ一つ、実行してゆく過程を表している。
原題は、「キング・リチャード」。


私がリチャードの何が好きかって、
娘たちに、
テニスだけしていればいい、という
教育をせず、
きちんとしたプランで、
2人を育てたところ。


彼は、娘たちの才能を分かっていながらも、
学業を優先させるため、
14歳からの2年間は、
試合をさせない。


スポーツをするのに、
もちろん、英才教育は大切だと思うけど、
彼は、
有名なプロスポーツ選手が、
薬物で捕まったなどのニュースを見て、
テニス以外の教育の大切さを感じたようだ。


それに、面白いのは、
娘たちに、ディズニーアニメ「シンデレラ」を観させては、
「この映画から、何を感じたか」と、
質問したりする。
意識しての事なのか、
無意識なのかは分からないけれど、
どんな事に対しても、
「考える」という訓練をしているようだ。


リチャード自身、
テニスの経験がないという事で、
ある意味、
一般的な感覚で、
そういった躾をしたのかもしれない。


そして、
ビーナスと、セリーナは、
結果を出したのだから、
その能力は本物だったという事だ。


スポーツが苦手な私からすると、
「スポーツが好き」と言える事だけでも羨ましいし、
さらに、
超人的な力で、
世界のトップになる方々は、
神様のように思える。
良い映画だった。


評価 ★★★★☆

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