SSブログ

「アンネ・フランクと旅する日記」 [映画]

annefranktotabisurunikki.jpg
〔2021年/ベルギー〕


オランダ・アムステルダムにある、
「アンネ・フランク博物館」。
ある嵐の夜、ここに展示されてある、
「アンネの日記」の文字が動き出し、
少女、キティが現れる。


アンネは、日記の中で、
架空の友人・キティに呼びかける形で
日記を書いていて、
キティは、
日記の中の、
アンネ親友だった。


日記を開くと、
時が遡り、
キティとアンネは再会する。


しかし、日記を手から離すと、
時は現代に戻り、
わけが分かっていないキティは、
いなくなったアンネを探し回る・・・。





試写会で観た。


アンネ・フランクが、
自分の日記に「キティ」と名付け、
「キティ」に話し掛けるように、
日記を書いていた、
というのは、知られた話だけれど、


その「キティ」が日記から飛び出し、
現代と過去を行き来する、という物語。


アンネは、キティを、
自分の理想の少女のように思っていたようで、
様々な悩みを打ち明ける。


狭い屋根裏の隠れ家で、
同年代の女友達もおらず、
日記にしか、
自分の思いの丈を語れなかったアンネを思うと、
やりきれない気持ちになる。


もし戦争がなかったら、
アンネは、映画スターに憧れるような、
ちょっとミーハーな普通の女の子で、
元気いっぱい、生きていた事だろう。


奇しくも、
この映画を観た頃から、
戦争のニュースが、
毎日、
ネットやテレビで盛んに報道されるようになった。


一人の人間のせいで、
罪もない人々の生活が脅かされ、
世界中が混乱している。


いい加減にしてほしい。
意味のない争いを
自分から仕掛け、
ターゲットになった国は勿論のこと、
地球のあらゆる国に、
何らかの影響があり、
さらに、自国民までが、
不利益を被っている事が、
分からないのか。


他人の平穏な暮らしを脅かす権利など、
何人にもありはしない。
如何なる理由があろうとも、
戦争は絶対に許されない。


評価 ★★★☆☆

nice!(148)  コメント(8) 
共通テーマ:映画

nice! 148

コメント 8

きよたん

アンネフランクの足跡を訪ねてという旅の企画で
アンネの生まれたフランクフルトの家やアムステルダムの
隠れ家 など実際に見学し最後にアンネが命を落とした
ベルゲンベルゼルゼン収容所まで行きました
素晴らしい文才を持ちながら将来を打ち砕かれて戦争の
犠牲になりました。戦争は強引に人の未来を奪うものですね
by きよたん (2022-03-05 21:32) 

kousaku

今の戦争は無駄な戦争ですよね、西だ東だと云う事だけでかくの事まで持ち出すとは岡shくなってしまっているんでしょうかね、昔の栄光を追ってみても戻らない事なんでしょうにね、これと同じような思想を抱いた国がありますが国が別れた事は仕方がない事なんですからね、思想の違いで同じ一国でも分裂しますよね、それを元に戻そうなんてなぜ国主に成ると変な考えになるんでしょうかね。
香港も今までの生活様式でよかったんではないんだろうかと思いますね。
平和ボケの日本人が考えることですからすみませんね。
by kousaku (2022-03-07 12:06) 

裏・市長

日記…などというものは、
書くものではありませんね。

個人的な記録を本人に無断でここまで
好き勝手に出版したり、映画化したり、
ましてや二次創作のあにめにまで…

この現状をアンネ・フランクは
どう考えているでしょうか。

これは青山実花さんがその立場になると、
おわかりになると思います。
青山実花さんが赤裸々につづった日々の
アレやコレやソレやらを第三者である、
この裏・市長さんが毎日1ページずつ
もちろん本人には無許可でブログ更新して
いくようなものです。

そのような行為に耐えることが出来ますか?

ましてやそのブログが自費出版され、
全国の図書館に置かれ、老若男女にいつでも
観覧できる状況になるのです。

もう、フンドシも締めずに表を歩いてるような
ものです。これは反戦の名を借りた、
人権侵害ではないでしょうか。


ところで最近、話題になったのが
アンネ一家が隠れ暮らしていた住み家を
ナチスに密告した犯人が判明した…というもの。

これだけの歳月を経て。今更。

そして報道は密告者の遺族に
危害を加えるような事はご遠慮くださいで
締められていました。

熱狂的な「アンネ推し」というのは
一定数いますから、それは無理でしょう。

密告者が判明したからには、後ろ指のひとつも
指してやろうというのが人情です。
きっと今頃は…

この場合の新聞報道の「ご遠慮ください」は、
ダチョウ倶楽部の「おすなよ!」と同じで、
「危害を加えて痛めつけてやれよ、オメーら!」
なのでしょうか。

でないと、今、そのような報道をされる事が
納得いかないのですが…

それでも青山実花さんはうしろゆびさされ組ですか?



by 裏・市長 (2022-03-08 17:13) 

お散歩爺

アンネの日記にアドリブを加えた面白そうな作品ですね。
by お散歩爺 (2022-03-17 16:56) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます。

アンネ・フランクの足跡を辿る旅をなされたとは、
凄いです。
きっと、今までにない、
何かが心に残ったのでは、と
想像します。

戦争は全ての幸せを一瞬に消し去りますね。
絶対にしてはいけない事だと思います。


by 青山実花 (2022-07-23 09:57) 

青山実花

kousakuさん
コメントありがとうございます。

全く、この21世紀において、
愚かな戦争がまだ続いている、
戦争を始める、というのが信じられません。
なぜ平和に暮らせないのか。
核なんて以ての外ですね。

by 青山実花 (2022-07-23 09:57) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

ちょっと裏・市長さん、
あなたはなぜ、
わたくしが、
毎日日記を書いている事をご存知なのですか?

もしかして、
わたくしの家に無断で忍び込んで、
勝手に日記を読んでいるのですか?

いえ、わたくしは、
読まれて困るような事は書いていませんよ。

ただ、裏・市長さんの悪口と、
裏・市長さんに対する恨み言だけが、
全ページ、埋め尽くされているだけですので。

心配なのは、
それを読んだ裏・市長さんが、
喜ぶのではないか、
ただその一点だけでございます。


そういえば、
数年前に、
何館かの図書館で、
「アンネの日記」が破られる、という
事件がありましたわね。

なぜ犯人は、
アンネ・フランクに、
そこまで恨みを募らせていたのかしら。

銃撃したいくらい、
憎んでいたのかしら。
それが出来ないから、
本を破いたのかしら。


ところで、
裏・市長さんは超能力者なんですか?

なぜ5月11日に亡くなられた
上島竜兵さんの事を、
3月8日に書かれているのですか?

彼の死を予感していたのですか?


私はうしろゆびさされ組は
良く知りませんが、
うしろ髪ひかれ隊は大嫌いです。

だって、汚料理なんだもん。

by 青山実花 (2022-07-23 09:58) 

青山実花

お散歩爺さん
コメントありがとうございます。

アンネの日記がアニメで蘇った、
いい映画でした^^

by 青山実花 (2022-07-23 09:58) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。