「マイ・ダディ」

〔2021年/日本〕


教会の神父・御堂一男（ムロツヨシ）は、
8年前に、妻を亡くし、
今は、高校生の娘・ひかり（中田乃愛）と
二人暮らし。


ひかりは、
性格も良く、
文句を言いながらも一男の仕事を手伝ってくれる。
妻はいないけど、
そこそこいい人生と思っていた。


ところが、ある日、
ひかりが倒れ、
検査の結果、
急性骨髄性白血病と診断される。
父親である自分の骨髄の型が合えば、と、
一男は検査をするが、
すると、驚くべき事実が判明する。


なんと、一男とひかりの間には、
血縁関係がないという結果が出たのだ。
生まれた時の状況から考えて、
赤ちゃんを取り違えたという事は、絶対に無い。
では妻が不貞を働いていたというのか。
それも信じられない。
一男は混乱し・・・。





試写会で観た。


妻を交通事故で亡くし、
以来、男手一つで娘を育ててきた神父・一男。
突然の病が娘を襲い、
さらに、自分と娘に血縁関係がないと知り、
愕然とする。


そうなると、妻が過去に不倫？と
普通なら考えてしまうけど、
そうではなく、
ネタばれになるので説明はしないけど、
妻も、娘は夫の子供だと信じ切っていたのだ。
そんな事ある？と思われると思うけど、
そのあたり、物語は上手く描かれているので、
違和感はない。


血縁関係がないと分かったけれど、
そんな事で
親子の絆は切れたりはしない。


一男は、娘の父親を、
興信所を使って調べる。
実の父親なら、
骨髄の型が合う可能性が高い。
なんとかして探さねば、と、
彼は必死だ。


劇場内では、
泣いている方も多く見受けられた。


今回の試写会は、
ジャパンプレミアという事で、
出演者の皆様の舞台挨拶があった。



ムロツヨシさん、
奈緒さん、
中田乃愛さん、
毎熊克哉さん、
永野宗典さん、
寺岡呼人さん、
そして、金井純一監督。


ムロツヨシさんは、
「自分には子供はいないけれど、
　乃愛ちゃんが我が子のように思えて、
　父になったような気持ちだ」と話されていた。


難病ものではあるけれど、
決して暗くはない。
とても希望のある物語なので、
多くの方が楽しめると思います。


評価　★★★★☆

コメント 16

何時も面白い役のムロさんがこんなまじめな役をやるなんてでも番宣で少し見ましたので実に行こうかなと思っております。
by kousaku (2021-08-24 15:50) 

涙腺が緩くなりそうな映画ですね。

by ヤマカゼ (2021-08-24 17:37) 

kousakuさん
コメントありがとうございます

真面目でありながら、
ちょっとコミカルで、
愛情いっぱいで、いい役でした。
ぜひ観に行ってくださいね＾＾
by 青山実花 (2021-08-24 20:09) 

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます

皆さん、
泣いておられるようでした。
by 青山実花 (2021-08-24 20:10) 

ムロツヨシさん、「ハコヅメ」でもいい空気を作っています。
さて、美人三姉妹の父親として、血の違いがあれば、さて。
私たちの手にかかれば皆いい子に育っちゃうから、それでいいかな。
血は見えないけれど、過ごした時間が、はっきりと見える。
あいつの子かなと疑う時間より、次女と甘味処の旅をするかな。
あるいは、血が繋がっていなくても、長女となら映画に美術館。
拾った子であっても三女となら、うーん、うーん、世話していたい。
幸か不幸か三姉妹、みんな、おいらに似てしまった！

by tommy88 (2021-08-24 21:35) 

あ、駄目！！
映画館でボロボロ泣きながら見てしまいそう！！（恥ず！）
でも見たいぃぃ！！
by 向日葵 (2021-08-25 02:28) 

この映画の試写会で娘さん役の女優さんに
奈緒さんと一緒にプレゼントした事を自分で
ペラペラしゃべっていて［ウザイお父さん感］
満載でした (笑) 可愛くてお父さん的な反応に
なっちゃうのでしょうね☆
by あとりえＳＡＫＡＮＡ (2021-08-25 18:05) 

tommy88さん
コメントありがとうございます

子供を、生まれた瞬間から
慈しんで育ててきたとしたら、
もう、血の繋がりなんて
どーでも良くなってしまうのかもしれませんね。
もちろん、その子が
どんな風に育ったかによって、
変わるのかもしれませんが・・・。

by 青山実花 (2021-08-25 20:59) 

向日葵さん
コメントありがとうございます

この映画で、
大笑いして、
大泣きしたら、
ムロツヨシさんの狙い通りかもしれません＾＾；

by 青山実花 (2021-08-25 20:59) 

あとりえＳＡＫＡＮＡさん
コメントありがとうございます

そうそう、そうなんです＾＾
誕生日のプレゼントにエプロンをあげたとか、
すごく得意そうに話されていて、
これが実の父親だったら、
めんどくせー、と思いました(笑)。
でもきっとそれが、父の愛情なんでしょうね＾＾

by 青山実花 (2021-08-25 21:00) 

普通でさえ性が乱れきった今の社会では
男女とも夜遊びが多いのでこの様な事は
既に沢山起こっているのでは無かろうか？
by 旅爺さん (2021-08-27 09:14) 

興味ある内容の映画ですね。
赤ちゃんの取り違えはない
奥さんの不貞はない
それなのに、父親の子ではない
では？とても気になります、
by わたし (2021-08-27 11:27) 

旅爺さんさん
コメントありがとうございます

そういえば、
某芸能人の息子さんも、
旦那様の本当の子ではなかったという結果が出ましたね＾＾；
托卵とか呼ばれてましたが。
by 青山実花 (2021-08-27 23:35) 

わたしさん
コメントありがとうございます

なんだかクイズみたいな感じになっちゃってますが、
お話が上手く描かれているので、
納得できるようになっています＾＾
わたしさんにもぜひ観てほしいです＾＾
by 青山実花 (2021-08-27 23:39) 

いいなぁ！自分ばっかり！。
ムロツヨシさん、嫌いじゃないんだよ～。

ああ見えて、（どう見えるのか）、
なかなか複雑怪奇な家庭環境のようで、
先日、明石家産婆さんの番組に出た事で、
産みの母親から一億年ぶりに連絡があって、
二億年ぶりに再会したらしい。

母親にはすでに別の暮らしがあり、
自分から関わる事はもうしないと仰ってました。

そんな親子関係もあるんだねぇ。

母親は、息子が「俳優」として大成したから、
名乗り出たのだろうか。
もし、ＳＳブロガーだったら、会う事はなかったのか。
色々考えさせられました。

ボクも今から俳優を目指そう。
そして共演者キラー・アキラーとして、
名を馳せよう。

なろう、なろう、明日なろう。

明日は猪木になろう。


by 裏・市長 (2021-10-03 21:53) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

まぁ、ごめんなさいね。
裏・市長さんが、それほど
ムロツヨシさんをお好きとは、
知りませんでしたわ。

チケットが余っておりましたので、
お誘いすれば良かったです。

ただ、わたくし、
裏・市長さんの連絡先を知らないんですの。

次回からは、ブログのコメント欄から、
メッセージを送りますわね。

ムロツヨシさんは、
ご家庭の事で、色々ご苦労されているようですね。

いや、でも、
それはムロさんだけではないかもしれません。

苦労が顔に出ない人もおります。
のんきなお嬢様育ちだと思っていた人が、
とんでもない家庭で育っていた、
なんて話も・・・。

by 青山実花 (2022-11-03 11:05)