◆テスカトリポカ◆ [本]
- 作者: 佐藤 究
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2021/02/19
- メディア: Kindle版
『第165回 直木三十五賞 受賞』
『第34回 山本周五郎賞 受賞』
このダブル受賞は、
17年ぶり、2度目の快挙だという。
（ちなみに初のダブル受賞は、
熊谷達也さんの「邂逅の森」でした。
↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2017-01-03
こちらも傑作です）
こういう凄い本を読むと、
自分は小説家になるのは、
とても無理だな、と痛感する。
（そもそも、なれるとも思っていないが(笑)）。
著者の佐藤究さんは、
日本人・・・なのよね？
メキシコや、インドネシアの、
裏社会を、
なぜこんなに深く描けるのか、
アステカの神話に詳しい、というより、
メキシコの老女の気持ちそのものになりきって、
その深い信仰心を
なぜここまで、強く描けるのか、
凄いとしか、言いようがない。
（もちろん、参考資料があるのは、
巻末の一覧で分かるけれど、それにしても）
メキシコでは泣く子も黙る、
麻薬王の男が、
長い逃亡の末、
日本にやってくる。
彼は、日本人の屈強な男たちを、
「メキシコ式」
の教育で、殺し屋として育てる。
この
「メキシコ式」
というのが肝だ。
想像を絶する。
日本のヤクザとは、レベルが違い過ぎる。
全編、犯罪だけの本。
詳しい事は書けないけれど、
一人でも多くのかたに読んでいただいて、
この世界観を味わってほしいと思います。
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青山さんがお勧めするとなれば興味が湧きます。
メキシコ式というのを知りたいです。
by きよたん (2022-04-22 20:11)
うわー、読みたい、読みたいです。
悲しい事に、夢中になって本読んで数日間めまいで苦しみました、こわくて本が開けません。
映画化を待ちます、映画ならテレビドラマより原作に近く描いてくれるものね、１４禁とかにして。
by わたし (2022-04-23 09:05)
メキシコに行ったときメキシコ女性は陽気で明るい人達ばかりでしたよ
屈強は男は麻薬に手を染める人も多いんでしょうね。
そんな人には出会いませんでした。
by お散歩爺 (2022-04-23 09:16)
なんか面白そう…
読んでみようかな(*^^)v
by ぼの (2022-04-24 00:05)
いちどは小説家になろうと気取った者としては、読まない。なれるかもしれないと錯覚し続けることが大事なのでした。何も書かなかった大作家の書簡集を自費出版しかけて、すでにSNSの時代、意味不明の消息不明でボツ。ごまかし、先に延ばすことで、面白くなくなってきた時代に、ほくそ笑んでいます。だから、自分を完成するために読みませんが、実は、少しだけ気になっていた小説なのでした。読むかもしれないリストの30番台に居ます。もう少し順位を上げるかなぁ。
by tommy88 (2022-04-24 11:42)
テスカトリポカ・・・
なんですかこれ。
トリニダード・トバゴ人みたいな・・・。
著者はメキシコや、インドネシアの、
裏社会をなぜこんなに深く描けるのか。
決まってんじゃん。
裏・社会に通じてるからだよ。
日本人だから、まさかね…というのを
逆手に取ってるに決まってんじゃん。
よく、事件が起きて犯人が捕まってから、
「そんな人に見えなかった」なんて、
お決まりのパターン。
「塀の中の懲りない面々」なんて本が、
昔、ベストセラーになりましたが、
あれも著者が本当に刑務所帰りで、
妙なリアリティーがあったから。
まったくの絵空事では人は魅了できないのです。
私のブログに日々、綴られるアレコレも
全て「真実」なのです。
それに難癖をつけるふてぇヤロウは退治しなくちゃな。
今日も「証拠」を録音しながら、これ…書いてます。
by 裏・市長 (2022-06-16 21:43)
きよたんさん
コメントありがとうございます。
きよたんさんにもぜひ読んでほしいです。
想像を絶するような
犯罪物です＾＾；
by 青山実花 (2022-06-29 22:24)
わたしさん
コメントありがとうございます。
そうでしたか、
めまいは辛いですものね。
そんな事でもなければ、
めっちゃお薦めするのですが。
映画化されるといいですね。
by 青山実花 (2022-06-29 22:24)
お散歩爺さん
コメントありがとうございます。
陽気で明るいメキシコ人、
いいですね＾＾
きっと裏社会に行ったら、
凄いのでしょうね。
by 青山実花 (2022-06-29 22:25)
ぼのさん
コメントありがとうございます。
はい、とっても面白かったです。
ぜひ読んでみてくださいね＾＾
by 青山実花 (2022-06-29 22:25)
tommy88さん
コメントありがとうございます。
小説家を目指されているなら、
ぜひ読んでみてはいかがでしょう。
きっと何等かの参考になるのでは、と思います。
ぜひ、リストの上位に入れてくださいね＾＾
by 青山実花 (2022-06-29 22:25)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
裏・市長さんは、
「テスカトリポカ」の意味もご存知ないのですか。
まぁ、無理もないかもしれませんね。
高田語しか話せない裏・市長さんにとって、
日本語は、
少し難しいですものね。
「テスカトリポカ」とは、
「難癖付けるな、コノヤロー」
という意味でございます。
世の中には、
自分が悪い癖に、
公共の場で、
大声で喚いた入り、
辞める辞める詐欺を働く、
不届き者がいるものでございます。
辞めるなら永遠に出てくるなよ、
と思うのですが、
翌週に、普通に出てくるなど、
信じられません。
録音は絶対必要不可欠です。
by 青山実花 (2022-06-29 22:25)