「ドント・ルック・アップ」

〔2021年/アメリカ〕


天文学者のランドール（レオナルド・ディカプリオ）と、
彼の教え子のケイト（ジェニファー・ローレンス）は、
数か月後に地球に衝突の恐れがある、
巨大彗星の存在を確認する。


衝突の確率は、ほぼ100％。
この事態を、
世界中の人に知らせねばならないと、
やっとの思いで、
大統領（メリル・ストリープ）に面会するも、
信用されずに終わる。


それなら、メディアに訴えようと、
テレビ番組に出演するが、
司会のブリー（ケイト・ブランシェット）にも、
軽くあしらわれるだけ。


その後、
世界中の学者がその存在を認め、
隕石の軌道を変えるべく、
ロケットが飛ばされたのは良かったが、
思わぬ邪魔が入り・・・。





いやー、ブラックだわ(笑)。
こんな真剣なテーマを笑いにするセンスが
素晴らしい。


巨大彗星が、地球にぶつかる！
あわや、人類滅亡の危機！
という一大事だというのに、
この馬鹿馬鹿しさ。


この手の映画は、
「ディープ・インパクト」、
「アルマゲドン」、
最近では、
「グリーンランド」
　↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2021-07-14
など多数あるけれど、
どれも、
家族愛、
隣人愛、
人間愛などを描いた、
泣ける作品だったのに対して、
こちらはもう、人間が滑稽で(笑)。


大統領役のメリル・ストリープがいいわぁ(笑)。
彼女は、何とも言えない薄っぺらな人間で、
「お前はお蝶夫人か！」と言いたくなるような、
縦ロールの髪をして（ポスター参照(笑)）、
考えている事といえば、
次の選挙と、自分がどう見られるか、
という事ばかり。
あんなのが、本当にアメリカ大統領だとしたら、
空恐ろしい(笑)。


とはいえ、
もしこれが、
シリアスなSF映画だったら、
それはそれで、彼女は、
涙無くしては観られない、
素晴らしい大統領役を演じていた事であろう。
女優ってすごい。


ケイト・ブランシェットもいい。
知的そうで、
実は何も考えていないような
キャスター役が、
本物みたいで笑える。
プリオとの関係も・・・。


そう、プリオ。
私の王子だったプリオは、
もうどこにもいない(笑)。
顔なんて、コンパスで書いたのかってくらい、
まん丸よ、まん丸（ポスター参照(笑)）。
今、初めてプリオを見るという若者に、
「彼は25年前、”タイタニック”で全世界の女性を虜にしたのよ」
と言っても、信じまい(笑)。


それに代わって、
美の代表格がティモシー・シャラメ君。
この映画のシャラメ君は、
そう重要な役ではなかったけど、
今までの彼の映画で一番好き。


評価　★★★★☆

コメント 8

わたしもレオ様のファンでした（過去形）
彼の作品は、好きな物がいっぱい。
ギルバートグレイプ、タイタニックはもちろん、シャッターアイランド←特に好き、ザ・ビーチ、キャッチミーイフユーキャンなどなど
レヴェナントを最後にみていまいちで、それ以降はみていないかも。
そう？まん丸になってしまったのね(-_-)
by わたし (2022-01-08 12:34) 

こういうブラックもの、好きです（微笑）。
by newton (2022-01-08 16:30) 

わたしさん
コメントありがとうございます。

プリオの映画は、
面白いものが多いですね＾＾
私は、王道「タイタニック」
「ロミオ+ジュリエット」
「太陽と月に背いて」などが好きです＾＾

今も、もう少し痩せていたら・・・と
思わなくもありません(笑)。
ジュリーと同じで、
美よりも、思い通りに生きる道を
選んだのかもしれませんね＾＾；


by 青山実花 (2022-01-09 20:12) 

newtonさん
コメントありがとうございます。

シリアスなテーマを、
ブラックに描く映画って面白いですよね＾＾
by 青山実花 (2022-01-09 20:14) 

しかし、キャストが凄いですよね。
デカプリオ作品はなんだかんだ言ってどれもあまりハズレがない…
彼の人柄なのか、いいスタッフに恵まれているんでしょうね。
しかしケイト・ブランシェットまで出ているのですね。
なんか久しぶりだなぁ・・。
by ぼの (2022-01-09 23:56) 

ぼのさん
コメントありがとうございます。

プリオの映画出演作は意外と少ないですが、
どれも面白いですね＾＾

子役上がりなのに、
麻薬や酒に溺れることなく、
今まで来られたのは、
本人の努力は勿論ですが、
お母様の力が大きいと聞いています＾＾

ケイト・ブランシェット、
知的で憧れますね＾＾
by 青山実花 (2022-01-10 08:18) 

あれ…？今、ふと思った。

この映画のコメント・・・書いたわ。以前。

ちゅうか、前の記事、トマトの思い出も
ポマトの出来心も、その前のも書いたのを
思い出した。

え～～～～～～～～～～～～～、
反映されてないのかも知れない。

あの時分で書くのもなんだけど、
珠玉の名コメントの数々が闇に消えてしまったとは。

もう思い出して書こうにも思い出せない。
それほど箸にも棒にもかからない名コメントの数々！

母さん、どこにいったんでしょうね。
ボクのあのコメント。
あの青山実花さんに宛てて書いたいやがらせの数々。
あれはいいコメントでしたよ。

角川映画
by 裏・市長 (2022-04-02 23:16) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

え！？
本当ですか？

この記事に以前コメントされたのですか？

どうせまた、
嫌がらせや、セクハラや、ストーカーまがいな事を
書いたのではありませんか？

きっと、SSの事務局さんが、
私の事を気遣って、
勝手に消してくれたに違いありません。


SSさんはありがたいですわ。
困ったコメントに対しては、
常に適切な対処をしてくださいます。

お金を使って、弁護士を立てた時のみですが。
やはり世の中お金ですわね。

by 青山実花 (2022-09-01 08:38)