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「アナザーラウンド」 [映画]

anotherround.jpg
〔2020年/デンマーク〕


高校教師のマーティンは、
無気力で、
授業が全く面白くないため、
生徒からも軽んじられている中年男。


彼は、同僚の教師たち4人で、
「血中アルコール濃度0.05%の状態が、
 体にとって一番良い」という
理論を証明するため、
酒を飲んで授業を行う。


すると、
口の滑りが良くなり、
生徒たちの評価も上がったため、
飲酒しての授業が日常化してゆく。


血中アルコール濃度をもう少し上げたら、
もっと良くなるかも。
彼らの飲酒は、
制御が利かなくなり・・・。





試写会で観た。


ひゃー、ビックリだ。
「血中アルコール濃度が0.05%の状態が
人間にとってベスト」
という「説」を実証するため、
朝から飲酒する、4人の教師。


しかも、酒をコップに注いで飲むならともかく、
瓶からラッパ飲みしたり、
水筒に入れて持ち歩くに至っては、
バレるよ、絶対バレるって、と、
観ているこちらがヒヤヒヤしてしまう。


酒を飲んでいる人って、
自分では普通のつもりでも、
どこか酩酊している感じがするし、
匂いもするし、
分からないはずがないと思うんだけど。


この映画のいいところは、
酒のいいところと、
悪いところの、
両方を描いているところ。


酒を描いた映画というと、
依存症の人が、
暴力を振るったり、
体を壊したり、
そして、断酒会のような集いに参加するも、
つい飲んでしまうといったような、
悲惨な内容、


もしくは、
陽気なコメディ、の、
どちらかが殆どな気がするけど、
この映画は、
そのどちらでもない。


それから、
飲酒の是非はともかく、
4人の中年教師たちが、
いつもつるんでいて、
とても楽しそうだ。


いや、そんな仲間がいたから、
あのような事態になったともいえるんだけど。


評価 ★★★☆☆

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コメント 10

ヤマカゼ

いつもつるんでいて楽しそう。
青山様の陽気な性格を感じました。
また外れますけど、マツコの知らない世界を見ています。前々回、平原綾香さんが出演されていてあの方も結構お茶目で、なおかつ好みの歌手がヤマカゼと似ています。
一度、平原綾香さんのコンサートに行って見たくなりました。
(今のところ一緒に行ってくれる人がいないのでチョット勇気が・・・)
by ヤマカゼ (2021-09-02 18:22) 

sakamono

一番良い、という理論を証明するため、でしたか。
既に証明されている説ではなかったのですね^^;。
でもベストかどうか、飲んでいる人自身は判断できないような
気もします。素面の人に観察してもらわないと。
やっぱり、一長一短ですよねぇ。
by sakamono (2021-09-02 21:54) 

ぼの

デンマーク映画というと、ラース・フォン・トリアー監督を直ぐ連想してしまいます(苦笑)。
ラース監督といえば、「奇跡の海」やカンヌでパルムドールを受賞した「ダンサー・イン・ザ・ダーク」などといった結構重苦しい題材の映画が多く、ちょっと怯んでしまいそうな感じなのですが、この映画はちょっと違った感じですね。
酒を呑む動機が可笑しい(笑)。気になる映画ですね。
by ぼの (2021-09-03 00:18) 

向日葵

ふぅぅぅん。。。
デンマーク製ねぇぇ。。
日本ではまずあり得ない。。
発想からして「無い」のでは?
by 向日葵 (2021-09-03 03:02) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます

私はあまり人と多人数でつるむ方ではないのですが、
この映画の4人はとても楽しそうでした^^

「一緒に行く人がいない」という理由で
したい事を諦めてしまうのは勿体なさすぎです。
私は、したい事があれば、
一人でも、どこへでも行ってしまいます(笑)。
そして、「この人とは本当に気が合うな」と思う友人は、
やっぱり一人行動を全く厭わない強い人です^^
by 青山実花 (2021-09-03 11:07) 

青山実花

sakamonoさん
コメントありがとうございます

血中アルコール濃度といっても、
酒に強い人、弱い人がいるし、
あくまでも理論上の「説」であり、
万人に当てはまるわけではないですものね^^;

確かに、酒を飲んで暴れていても、
「自分は正常だ」と言い張る人がいますね。
動画を撮って、素面の時見せたら何と言うのでしょう^^;

by 青山実花 (2021-09-03 11:07) 

青山実花

ぼのさん
コメントありがとうございます

ラース・フォン・トリアー監督、
名前を見ただけで、どんよりしてきますね(笑)。
タイトルをあげて下さった作品の他にも、
「ドッグヴィル」とか「メランコリア」とか、
重すぎて(笑)。

アルコールに依存している人は、
きっとどんな理由をつけても飲んでしまうのでしょうね^^;

by 青山実花 (2021-09-03 11:08) 

青山実花

向日葵さん
コメントありがとうございます

教師が酒を飲んで授業をするとは
言語道断ですよね^^;
お酒を楽しく飲むのはいいのですが、
絶対飲んではいけない場所では、
いかなる理由があろうとも、駄目だと思います。

by 青山実花 (2021-09-03 11:08) 

裏・市長

キリンか!?サッポロか?!、
どこのメーカーがスポンサーなんだ?。

朝から酒くらって勤務する教師を描くなんて、
コンプライアンスの厳しいアメリカじゃあ絶対に
許されない。

デンマークというお国柄だから製作出来たのだろう。

これが大和高田市なら「覚醒剤」ですよ!。
市の職員も朝から一発!.

今日は気分がすぐれないなぁ~と思ったら一発!、
ごはん食べすぎちゃった~と感じたら一発!、
昼寝前に一発!昼寝後に一発!、
勤務終了後、景気づけに一発!。

大和高田市民は常にシャブとともにあり!。

買う金がなくなればチャカがある。
県会議員の事務所に一発!二発!。

次のご当地映画はバイオレンス路線でいくよ!。

北野武監督も今なら安く起用できそうなので、
「アホと礼二」という企画を温めている。
ご期待ください。

by 裏・市長 (2021-10-03 22:40) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

あら、裏・市長さん、
ごめんなさいね。

不調法者のわたくしは、
ビールはただ苦いだけ、
サッポロも、サントリーも、キリンでも、パンダでも、

どれも同じ味にしか感じられないのでございます。

その点、
大和高田市の覚醒剤はどうなのでしょう。

やはりメーカーによって、
使い心地や、効きが違うのでしょうか。

どこのメーカーが良いのかしら。
今度、コメント欄から教えてくださいませね。
承認はせずに、読むだけにいたしますので。


わたくしはいつも、
お酒は梅酒ばかり飲んでいるのですが、
同じお店で飲んでも、
その時の店員さんによって、
梅酒の量が随分違うのはどうしてなのかしら。

ほんとちょっぴりの店員さんもいれば、
ドボドボと大量に注いでくれる店員さんもいらっしゃる。
もちろん、ドボドボの人の方が、
わたくしは好きですわ。
by 青山実花 (2022-11-04 21:44) 

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