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「悪名縄張(しま)荒らし」 [映画]

akumyoshimaarashi.jpg
〔1974年/日本〕


大阪・河内の朝吉(勝新太郎)は、
仲間を引き連れ繰り出した遊郭で、
娼婦・琴糸(十朱幸代)と意気投合する。


ところが子分たちが、
地元のヤクザ・吉岡組と揉め事を起こし、
朝吉は、組員の一人である・モートルの貞(北大路欣也)と争うが
朝吉が勝つ。


そんな朝吉の腕っぷしを見込んだ、
吉岡組の組長が、
彼を客分として招き入れた。


その後、色々あり、
琴糸が因島に売られてしまったと知った朝吉は、
貞を伴って、
因島に彼女を探しにゆき・・・。





2年前、
勝新太郎の「悪名」シリーズを、
公開順に観ては、
このブログに感想を書いていたけれど、
16作目となる、
この「悪名縄張荒らし」だけが未見のままで、
なんとも心残りだった。


というのも、
本作は、15作目までの大映作品と違って、
東宝で作られたそうで、
DVD化されていない上に、
ビデオテープも中々見つからない。
観られる事なく終わってしまうと思っていたけれど、
劇場にかかったので、
やっと念願叶ったというわけだ。


映画が始まると、
「勝プロダクション制作」という文字が、
ドーンと出てくる。


当時の事はよく分からないけど、
大映が潰れたのが1971年らしいので、
勝さんが、
自分のプロダクションで作ったのかなぁと想像する。


お話も、新しい展開ではなく、
1作目と2作目を合体させた、
リメイク。
貞役が田宮二郎から北大路欣也に代わった事が、
一番の違い。


1作目から本作まで、
13年もの開きがあるので、
同じ話と言っても、
勝さんにも大分貫録がついていて、
話の展開が、「若気の至り」では済まないような気がしないでもない(笑)。


評価 ★★★☆☆

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