「DISCO ディスコ」 [映画]
〔2008年/フランス〕
フランク・デュボスク、40歳、無職、バツイチ。
彼はかつて、ディスコでならしていたが、
今はしがない中年男。
いい年して、母親から小言を言われる毎日。
そんなある日、昔通ったディスコ、「ジンフィズ」で、
オーナー、ジェラール・ドパルデュー主催のダンスコンテストがあると知った彼は、
悪友、サミュエル・ル・ビアンとアベス・ザーマニを誘い、
グループ、「ビー・キング」として、
出場する事を決める。
コンテストの優勝者にはオーストラリア旅行がプレゼントされる。
デュボスクは優勝して、
離れて暮らす息子と一緒に旅行することを夢見たのだ。
彼らは、レッスンの為、
ダンス教室に通う事にするが、
なぜか行った先は、バレエスタジオ。
しかし、そこの教師、エマニュエル・ベアールに惚れてしまったデュボスクは、
そのまま彼女の指導を受ける。
様々な出来事があるが、
最終決戦まで進んだ3人。
彼らは優勝し、デュボスクの夢は叶うのか・・・。
この映画でとても意外に思ったのが、
これがハリウッド映画ではなく、イギリス映画でもなく、
フランス映画だったという事。
私の勝手な思い込みかもしれぬが、
“ディスコ”というと、アメリカのイメージがあって、
アメリカの俗っぽさを嫌う、おフランスの皆さんは、
そんなもの、見向きもしないような気がしていたから。
けれど、主演のフランク・デュボスクは、
自らを“トラボルタ”と名付けるほど、
「サタデー・ナイト・フィバー」にかぶれているし、
グループ名の「ビー・キング」も、
ビージーズから取ったものだ。
やっぱり、アメリカもフランスも関係なく、
いいものはいいし、
好きなものは好きなのだと思った次第。
残念なのは、思っていたよりノリが悪かった事。
最初から最後まで、
もっともっと沢山の曲が聞けるものだと期待していたのに、
ちょっと消化不良気味。
ストーリーもテンポが悪い。
これ、ハリウッドでリメイクしてくれないかな。
曲なんか、もうめちゃくちゃにガンガン流しちゃってさ(笑)。
評価 ★★★☆☆
やはり「クラブ」じゃなくて「ディスコ」じゃないと! フィーバー!!
by k_iga (2011-09-03 20:00)
トラボルタのようにディスコに通ったぼくとしては、
ぜひ見てみたい映画です!
だけどノリが悪いんですよね。。
by don (2011-09-03 21:40)
k_igaさん
本当に!
「クラブ」なんて気取った言い方はイヤですね。
絶対「ディスコ」でしょう。
by 青山実花 (2011-09-03 23:19)
donさん
映画の感想は、あくまでも私の意見ですので、
ぜひご覧になってdonさんのご感想を聞かせて下さいね。
冒頭にかかる曲はボニーMの「サニー」です。
一曲目の選曲としては上出来だと思うのですが(笑)。
by 青山実花 (2011-09-03 23:39)
ノリの悪さは、フランスのオッサンなので、少しテレもあるのでしょうか。
でも、あのユルさが中々良かったですよ。出場に向けて、まったくもって努力していないことも。
アメリカ大陸ならば、バンデラスが暑苦しく演じるのはアリかもしれません。あ、バンデラスは元々スペイン人か。
それに、「レッスン」という映画で、社交ダンスを教えていました・・・。
マーク・ウォルバーグが、ウィル・フェレルとの共演映画で、いんちきバレエを披露したので、奴がいいかもしれません。
by バラサ☆バラサ (2011-09-04 02:56)
バラサ☆バラサさん
> 出場に向けて、まったくもって努力していないことも。
笑えますね。
通販で買ったウォーターベッドが全部破けていたというのも
可笑しかった。
おフランスもその辺は、いい加減なのでしょうか。
「レッスン」は観ています。
あの暑苦しいバンデラスが、女問題も起こさずに、
教師役に徹している意外性が良かったです。
マーク・ウォルバーグとウィル・フェレルのバレエ映画は、
未見です。
面白そうですよね。
by 青山実花 (2011-09-05 16:02)