「のら猫の日記」

〔1996年/アメリカ〕


アレクサ・パラディノ（16歳）とスカーレット・ヨハンソン（12歳）は、
万引きで腹を満たし、モデルルームや他人の別荘に寝泊りする、
ホームレスのような姉妹。

　
ある日、パラディノは自分が妊娠している事に気付くが、
お腹はすでに臨月に入っており、中絶は不可能。
忍び込んだ家で、出産のビデオを見ておののき、
知識のある大人に出産を手伝ってもらう事が必要だと考えた彼女は、
ベビーショップで働く中年女性メアリー・ケイ・プレイスを誘拐してしまう。

　
プレイスは、最初は逃げ出そうとするが、
パラディノの妊娠を知り、
さらには、一緒に生活をしていくうちに、二人に情が湧き、
妊娠中の注意を与えたり、食事の支度をするようになる。




　
もしこれが現実の話だったら、相当ショックなのだろうけれど、
それほどの悲壮感もなく、話は進んでゆく。
そろそろ少女から大人へなろうとしているパラディノは、
最後までプレイスへの警戒感を緩めないが、
ヨハンソンは子供らしく、プレイスに懐いてゆく。
そんな二人の対比が面白いし、
足枷をはめられて、ちょこちょこと小刻みにしか歩けないプレイスが、
何かと二人の世話をするシーンなど、なんだか笑えた。

　
ヨハンソンがまだ子供で、とても可愛いのだが、
時折見せる表情が鋭く、
こんな内容なのに、話を全て理解しているように見えた。
やっぱりこの頃から、
何か光る物を持った、スターの素質十分な子だったのだと、
強く感じた。


評価　★★★☆☆

コメント 2

スカーレット・ヨハンソン可愛いですね～（＾＾）
大人になってからの作品しか観たことがないので
観てみたいです。
by macaron (2010-11-03 21:58) 

macaronさん、
niceとコメント、ありがとうございます。
初めてのコメントだったので、
とても嬉しい気持ちで受け取りました。

私もスカーレット・ヨハンソン大好きです。
「マッチポイント」と「ブーリン家の姉妹」が
今のところ、私の中の彼女のベスト作品です♪
by 青山実花 (2010-11-04 15:07)