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「欲望」と「三島由紀夫の家」 [できごと]

小池真理子さんの「欲望」は、
三島由紀夫の邸宅を模した家で繰り広げられる
男女の物語で、
読んだのは9年前。


欲望

欲望

  • 作者: 小池 真理子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 単行本



この小説をとても面白く思った私は、
篠山紀信氏の写真集、
「三島由紀夫の家」を、
図書館から借りてきた。


三島由紀夫の家 普及版

三島由紀夫の家 普及版

  • 作者: 篠田 達美
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2000/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




現代の感覚からすると、
そのインテリアは装飾過多と言えなくもないけれど、
大変にお金がかかっているのは分かるし、
当時としては、おそらくとてもモダンだったのだろうとも想像できる。


この「三島由紀夫の家」が、
現存している事を知り、
ずっと行ってみたいと思っていたのだけれど、
先日、それがやっと叶った。


現在もどなたかが住まわれているとの事で、
大声で話したり、
写真を撮りまくるなどをしては
迷惑を掛けてしまう。


同行者と小声で話ながら、
表札の写真を撮らせていただいた。
ずいぶん高い位置にあって、
ちびっ子の私にはこれが精一杯。

misimayukionoie.jpg


本当に、ただ「行った」というだけで、
だから何という事もないのだけれど、
それでも、
したかった事の一つが実現できた事が嬉しかった。


あとはまた、
写真集をじっくり眺めて、
内覧させてもらった気分に浸ればよし、っと(笑)。

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コメント 6

ぼんぼちぼちぼち

おぉ!三島邸についに行かれたのでやすね!
「三島由紀夫」と掲げられているのが親切でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2015-09-20 13:22) 

向日葵

「ただ行くだけ」でも「行った」ことで満足ー!

わかります!わかります!!
良かったですね!
「同行者」がいらしたなんて!
「同好の士」がいらっしゃるのですね?
by 向日葵 (2015-09-21 06:50) 

裏・市長

三島由紀夫の家!。

え~~~!現存してますのん!?。
しまも表札も「三島」のまんま!。
誰かが住んでいる・・・。
そりゃあ騒いだら近所迷惑ですな。

今日はひとつ賢くなった気分・・・。
by 裏・市長 (2015-09-21 07:30) 

青山実花

ぼんぼちぼちぼちさん
コメントありがとうございます。

はい、お会いした時に言った通りに、
あの次の日に行ってきました^^

確かに三島由紀夫の表札があるおかげで、
迷わずに済みますものね。
やはり、今でもたまに訪ねて来る方がいて(私のような(笑))、
そんな人の為なのでしょうか。
それとも、表札も含めた全てを、
「三島由紀夫の家」として保存しておきたいという
現在の住人の方のお気持ちなのでしょうか。

by 青山実花 (2015-09-22 21:48) 

青山実花

向日葵さん
コメントありがとうございます。

この感じ、分かっていただけてとても嬉しいです。
お家を見に行ったからと、
上がらせていただけるわけでなし、
せいぜい、「写真集と同じだー」と喜ぶくらいしかないのですが、
それでも、この目で見てみたいという気持ちには勝てなくて^^;

一緒に行った友人は、
三島由紀夫への興味はほぼ無いと言っていいのですが、
物見高い性格なので、
この話をしたら「行きたい!」と付いてきたのです^^;
ありがたい事だとは思っております^^

by 青山実花 (2015-09-22 21:53) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

はい、三島由紀夫邸は今でも現存しています。
本当にわがままな願いが叶うなら、
年に一度でも内覧会のようなイベントがあったらいいのになぁと
思っています。
いや、贅沢は言いません、
十年に一度でもいいですので。

こんな情報でも、お役に立てたのなら嬉しいです。

by 青山実花 (2015-09-22 21:57) 

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