◆破婚 18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年◆ [本]

破婚―18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間― - 及川眠子
及川眠子(おいかわ・ねこ)さん。
Winkの「淋しい熱帯魚」や「愛が止まらない」、
それから、
『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」など、
多数のヒット曲を持つ作詞家さん。
私は最近、この及川さんが、
18歳年下のトルコ人男性と、13年に渡る壮絶な結婚生活を送っていた事を知り、
それが詳細に書かれているという本書を読んでみた。
いやはや、想像以上。
トルコ人の金銭感覚、時間の概念は、
勤勉で真面目な日本人には有り得ないほど緩く、
及川さんは、結婚当初より夫から、
「父親が病気になった」
「姪が怪我をした」
など、本当か嘘かも分からない理由で、
その度に金を無心され、
さらに「旅行会社を経営したい」「ホテルを経営したい」など、
及川さんから引っ張る金額がどんどん大きくなってゆき、
最終的に離婚するまでの間に、
3億円の金を貢いだ上に、
さらに7,000万円の負債を負ったという。
「トルコ人との結婚」と最初に聞いた時、
私は、
「国際ロマンス詐欺」に近いような、
結婚生活の実態など殆どない、
金だけを絞り取られる関係かと想像したが、
そのような事はなく、
夫は、大抵のトルコ人がそうであるように、
大変に情熱的で、
精神的にも、肉体的にも、
及川さんを愛してくれたそうだ。
(それが金目当てだとしても)。
この元夫のために、多額の金を失った及川さんだけど、
youtubeなどを見てみても、
決して後悔していない事が分かる。
むしろ、人と違う経験ができて良かったと、話されているし、
まぁ、その気持ちに嘘はないのだろう。
ただ、私にはできない(笑)。
そこまでの度胸も、
なるようになる、という達観した根性もない。
っていうより、
そもそも、他人に金を無心されても、
渡そうとは決して思わないだろう。
それがどんなに好きになった相手としても、
金の話が出たら、その場で冷める。
それは、及川さんが作詞家として、
莫大な収入を得ているからできた事とも言える。
特に「残酷な天使のテーゼ」は、
毎年、カラオケのランキングトップ10に入る人気曲で、
さらに、パチンコで使用されるようになってからは、
カラオケより印税が高く、
ここ25年間の年収は3,000万円を切った事がないそうだ。
人様が、努力と才能で得たお金を羨ましがるような、
さもしい人間にはなりたくないと思ってはいるけど、
やっぱり羨ましい夢の印税生活(笑)。
それだけの収入があったら、
男に貢ぐなんて、どーって事ないのかもしれない(笑)。
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