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宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION TOUR 2024」へ。 [音楽]

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9月1日。


Kアリーナ横浜で行われた、
宇多田ヒカルのライブに行ってきました。
(今回のレビューは敬称は略します。
その方が彼女らしいと思うので)


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今回ツアーは、6年ぶり、
そして、彼女にとってデビュー25年の記念でもあります。


この日は、2カ月続いたツアーの最終日。
超満員の会場では、
ライブが始まる前から、
観客の興奮が伝わります。


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※ぴあ音楽さんより


1曲目、「time will tell」から始まり、
次々、曲を披露されてゆきます。
歌の素晴らしさは勿論の事、
合間に語られる、
宇多田ヒカルらしい言葉の数々に、
笑ったり、感動したり。


途中でオペラグラスを手にした彼女は、
それで客席を見まわし、
「見えた!」と(笑)。


「お客さんも私も、色々な都合や体調を調整して、
 こうして今日この場にいれるわけだから、待ち合わせ成功だね!」。


なんてチャーミングな。
なんというか、
いい意味でトークがプロっぽくなく、
決まり切った演出でない言葉で、
ご自身の思いを
話されているように感じられます。


大スターなのに、スターぶったところもなく、
普段から自然体で暮らされているんじゃないかな、
なんて、思ったり。


ロンドン在住の彼女は、
特別扱いされたり、
チヤホヤされる事のない生活をしているんじゃ
ないだろうかと。
偉そうな言い方になってしまいますが、
とても真っ当で、きちんとした感覚を持っているような
印象です。


途中で、25年についての、
とても長いトークがあり、
それを書きたいのですが、
私の語彙力では、
そのニュアンスが伝わるか難しい、
と思っていたら、
Yahooニュースに、
書き起こした記事が載っていました。


私自身の、大切な記憶と記録のために、
コピペさせてください。


「今回は私の25年間を祝ってもらうんじゃなくて、
 みんなと一緒に歩んできた25年間を振り返ったりお祝いしたり、
 お疲れ様って言えるといいなと思って。
 みんなが来てくれないとできなかったし、
 集まれてこうやって同じ気持ちになれて嬉しいです。ありがとう」。
 

 「25年もあれば、いろんなことみんなあったと思うけど、
 楽しかったことも良かったことも嫌だったことも、
 全部一歩ずつ同じくらい自分をここに連れてきてくれたと思ったら、
 悪くないな、いいじゃんって思えるようになって。
 生きてると、望んだものが必ずしも自分とっていい事だとは限らないし、
 望まなかったことがすごく自分を成長させてくれたり、
 何かを失ったりしても…失ったてことは与えられてたんだなって気づかされたり、
 失ったものはずっと心の一部になるって知ったり、 
 与えられなかったものも、自分をすごく豊かにしてくれたなってこともわかったし、
 与えることも喜びとか満たされる気持ちも分かったし。
 すごく私はいい25年だったなと思うから、
 みんなもそうだといいなと思うし、
 これからの25年もいい時間になるといいなと思う。
 とりあえず今は最高ってことで。みんな、おめでとう!」


宝物のような、今までの25年。
そして、
これからの25年。


25年後の宇多田ヒカルのライブに、
今回一緒に行った友人2人と、
また行けますように。



アンコールでは、
ファイナルという事で、
今までの2曲に加えて、
「Stay Gold」を歌われました。


どうもありがとうございました。
心から感動しました。


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セットリスト

1.time will tell
2.Letters
3.Wait & See ~リスク~
4.In My Room
5.光
6.For You
7.Distance
8.traveling
9.First Love
10.Beautiful World
11.COLORS
12.ぼくはくま
13.Keep Tryin’
14.Kiss & Cry
15.誰かの願いが叶うころ
16.BADモード
17.あなた
18.花束を君に
19.何色でもない花
20.One Last Kiss
21.君に夢中


-----アンコール
22.Electricity
23.Stay Gold
24.Automatic



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宇多田ヒカルがデビューした時、
衝撃を受けたかたも多いと思うし、
私もその一人。


たった15歳の少女が自分で作ったという
「Automatic」という楽曲に驚き、
この子はこの一曲で終わるような事は、
絶対になく、
この先、日本の音楽シーンを牽引するだろうという
予感がした。


友人たちとも、そして職場でも、
何度も、この子の事が話題になった。
仲のいい同僚が、
2枚目のシングル、
「Movin'on without you」について、
「あの曲を16歳の子が書いたって、嘘でしょ・・・」と
驚いていた事を、今でも時々思い出す。



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「わたしの中の宇多田ヒカル10曲」を
選んでみました。


・Wait & See ~リスク~
・This is love
・東京NIGHTS
・Beautiful World
・Be My Last
・For You
・光
・Passion
・Flavor Of Life
・あなた
・BADモード
     ※順位はありません。


あぁ、良い曲が多すぎて、
11曲になってしまった。
それでも迷いに迷った。
選べなかった曲が勿体ないくらい。


ご本人や、ファンのかたが何と言われるかは
分からないけれど、
私にとって、宇多田ヒカルは、
「歌詞の人」。


全ての曲に、必ず一箇所は、
ハッとさせられる言葉があるし、
すごく深い。
辛い時、悲しい時、
10代の彼女の歌詞に、
助けられて、
泣いた事もある。


日本語の天才でありながら、
英語もネイティブ。
どんだけ凄いんだ。




変えられないものを
受け入れる力
そして
受け入れられないものを
変える力をちょうだいよ
    「Wait & See ~リスク~」




悪い予感がするとわくわくしちゃうな
痛めつけなくても
この身はいつか滅びるものだから
甘えてなんぼ
This is love
     「This is love」

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