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「蛇の道」 [映画]

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〔1998年/日本〕


幼い娘を殺害された宮下(香川照之)は、
塾講師の新島(哀川翔)の協力を得て、
容疑者と思われる男・大槻を拉致監禁する。


薄汚い倉庫で鎖に繋がれた大槻は、
宮下と新島から拷問を受けるが、
苦しみながら、
犯人は、檜山という男だと言う。


次に檜山が拉致監禁され、
大槻と共に鎖で繋がれ、拷問される。


しかし、新島は、
宮下がいない隙に、
大槻と檜山にある提案をする。
別の人物を犯人だとでっち上げ、
宮下に告げろ、と。


新島の目的は何なのか・・・。





先日観た、
柴咲コウさんの「蛇の道」の、
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2024-07-03
オリジナル版。


舞台は日本だけど、
ストーリーは、ほぼ同じ。


しかし、日本なだけに、
遠い国で起った出来事より、
生々しく、
幼児殺害の話が
現実味を帯びているように感じる。


幼いわが子が、
誘拐されてから、
殺されるまでの間に起こった出来事を、
この映画のように、
事細かに、
親が知ったら、
気が狂うと思う。


例えば、事故死などの場合は、
「即死だった」、
「全く苦しまなかった」と、
遺族に告げてあげる事が、
唯一の思いやりだとも聞く。


ネタバレになるので詳しい事は書けないけど、
哀川翔と香川照之、
共に、どこか変で、
絶対、こいつら、
何かある、と感じさせる演技が上手い。


特に香川照之は、
公開時、33歳で、
現在のようなラスボス感はなく、
役柄にも、
どこか小物感が漂う。
オチを知れば、
さらに、その理由が分かる。


評価 ★★★☆☆

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