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「見合い旅行」 [映画]

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〔1955年/日本〕


会社員・谷川圭吉(北原義郎)が、
タクシーを拾っていたところ、
同時に手を揚げた美しい女・今田登喜(山本富士子)の行先が、
同じ銀座だと知り、
同乗する事に。


その日は、そこで別れた2人だが、
互いの印象が強く心に残り、
忘れられなくなる。


圭吉は、社長の命令で、
社長の知り合いの娘と、
北海道で見合いをする事になった。
登喜を忘れられない圭吉は、
まるで気が乗らなかったが、
社長命令なので仕方がない。


ところが、
見合い相手に会ってビックリ。
その相手は、登喜だったのだ。


しかし、この見合い、
ある人物の妨害により、
誤解が生じ、
圭吉は、
登喜を深く愛しながらも、
断ってしまう・・・。





出だしがコミカルだったし、
タイトルの印象からも、
北原義郎さんと、
山本富士子さんの、
楽しい物語が進行するのかと思っていたけど、
結構イライラさせられる。


話の流れから、
北原さんの見合い相手が、
山本さんだというのは
すぐに分かるんだけど、


2人は、様々な理由から、
中々会えない。
ここで会っていれば、
とんとんと話が進むだろうと、
思われるところで、
会えないものだから、
その途中で、
妨害に遭う。


で、2人はやっとお見合いするんだけど、
北原さんは、
妨害者のでっち上げを信じ、
縁談を断ってしまうのだ。


これ、
映画だから、
ラストは上手くいったけど、
現実に、
あんな風に嘘を吐かれたら、
もう、それきりだろうなぁと思うし、
実際、
ああいう事ってありそうだ。


人の縁は、
ほんの少し、
道がズレていたら、
もう会えない、結ばれない。


人と人が、
出会ったり、
仲良くなったりするのは、
凄い偶然と、奇跡の積み重ねなのかもしれないな。


評価 ★★★☆☆

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