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「男の優しさは全部下心なんですって」 [映画]

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〔2021年/日本〕


宇田みこ(辻千恵)は、
遊園地のメリーゴーランドの前で、
着ぐるみを着て、
風船を配っている24歳の女の子。


みこの恋人の恋人が妊娠したため、
住む家を失い、
トランク一つで、
毎夜、泊まる家を探している。


みこにモーションをかけてくる男は沢山いるし、
みこも、その気になるのだけれど、
なぜか、男たちは
最後には、みこの前から去ってゆく。


そんなみこは、
「恋愛体質純情セカンド」というあだ名を付けられるが・・・。





試写会で観た。


なるほど。
このタイトルは、ためになるわ(笑)。


というのは冗談ですが、
今時の女の子の、
恋愛事情を描いている映画と思えばいいのだろうか。
男に捨てられ、
今夜寝る場所にも困り、
声を掛けてくれる男と
ホテルに行ったり、
男の部屋に行ったり、


それもいない夜は、
「漫喫にでも行くからいいや」って、


私の青春時代に、
男から男へと渡り歩く子はいたとしても、
少なくとも、漫喫はなかったし(笑)。


で、この主人公のみこは、
可愛いし、性格も悪くないのに、
なぜか男運が悪い。


出会う男は皆、
彼女や奥さんがいたり、
とんでもない癖があったり、って。


ただ、男運というのは、
自分のせいという部分も大きい。
そういう男としか知り合う環境でしかなかったり、
変な男に、つい惹かれてしまう自分に、
気付いていなかったり。


やっぱり、みこは、
毎夜、泊めてくれる男を探すより、
まず、自分の住まいを決めようよ、
全てはそこからでしょ、と思う。


それから、部屋が決まっても、
安易に男を引き入れず、
まずは、よく見極めてから、と、
なんだか、
説教くさいBBAみたいになりそうな自分が怖い(笑)。


ただ、みこにだって、
いつかきっと、
彼女だけを愛してくれる男に
巡り合えそうな気もするけどね。


前に見た統計だけど、
人が結婚する前に、
お付き合いする異性の数は、
平均8人なんだそうだ。


つまり、世の中の、
9分の8の恋愛は、成就せずに終わるという事で、
べつにみこは、
特別ではないのかも、
なんて、思ったりもするし。


評価 ★★★☆☆

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