「ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている」 [映画]

〔2021年/アメリカ〕
試写会で観た。
アメリカの若者に大人気の女性シンガー、
ビリー・アイリッシュの
デビュー当時から、
弱冠18歳でグラミー賞主要4部門を獲得するまでを
密着取材した、
ドキュメンタリー。
申し訳ない事に、
私は彼女の事を
殆ど知らず、
ただ、とても人気があるらしい事と、
体形の事をとやかく言うな、というメッセージを出したと、
ネットニュースでチラっと見かけただけ。
だから、
この映画の感想は、
世間の人にとっては、
「そんな事、とっくに知ってるよ」という事かもしれない。
もしそうだったら、
本当に申し訳ないけど、
でも、だからこそ、
大成功したと言われる、
一人のミュージシャンの女の子の日常物として、
真っ白な気持ちで楽しんだ。
彼女は、自室のベッドで曲を作って、
それが世界的大ヒットを飛ばすのだから、
天才には違いないんだろうけど、
素顔を普通さが可愛くて笑ってしまう。
ティーンエイジャーらしく、
ジャスティン・ビーバーの大ファンだそうで、
彼と初めて会った時の様子ったら、
私もミーハーなので、
分かる~と思いながら観る(笑)。
体形の事を見出しで見たと書いたけれど、
確かに、
他の、痩せすぎともいえるような、
同年代の歌手やモデルほどには痩せてはいない。
でも、一般の十代はあんなもの。
無理に痩せる必要などありはしない。
そのままでいてほしいと、切に願う。
そんな自然体が売り(かどうかは、分からぬが)の彼女が、
半面、ブランド物が大好きらしい事が、
スクリーンから伝わってきて、
そのギャップもいい。
映画では、特にルイ・ヴィトンの服の
着用率、高し。
しかも、
ブランドに関心のない方は、
きっとこれがヴィトンだとは気付かないような
大胆な着こなしで。
いや、馬鹿にしているわけじゃない。
私もブランド物は嫌いじゃないから、
彼女の気持ちが分かるし、
そんなところは、十代の女の子らしいし、
自分で稼いだ金で買ってるんだし、
好きにしたらよろしい。
全然知らない子だったけど、
この映画のおかげで
好感が持てた。
次は、youtubeで
音楽をきいてみようかな。
評価 ★★★☆☆