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「毒戦 BELIEVER」 [映画]

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〔2018年/韓国〕


韓国の巨大麻薬組織のトップで、
悪名を馳せているのに、
誰も、
その名前も、顔も、経歴も知らない、
麻薬王、「イ先生」。


麻薬取締官のウォノ刑事は、
長い間、「イ先生」を追っているが、
いまだにその正体を掴めない。


そんなある日、麻薬製造工場が爆破され、
たった一人、ラクという青年が生き残る。


ウォノ刑事は、
ラクと手を組み、
組織へ潜入捜査する。


しかし、そこは、
ウォノ刑事が想像を絶する、
狂った世界だった。
果たして「イ先生」とは、誰なのか・・・。





試写会で観た。


韓国の、麻薬組織の闇を描いた映画だけれど、
元々は、
香港映画、「ドラッグ・ウォー 毒戦」がオリジナルで、
それをリメイクしたという事だ。


国は変わっても、
麻薬組織の恐ろしさに変わりはなく、
出てくる人間は、
気ちがいじみた輩ばかり。


麻薬のディーラーになりすまして、
闇マーケット王との取引に出掛けたウォノ刑事は、
食卓で
酒に浸かった「あるもの」を供され、
それを、口に入れ、
咀嚼する。


目を背けずにいられない場面。
咀嚼音にも、ゾッとする。
ウォノ刑事にしてみれば、
そこでビビったり、
拒否したりすれば、
相手との信頼関係を築くことができない。
顔色一つ変えず、
それを食する様子に、
自分は、麻薬ディーラーにも、刑事にもなれない、
と思ったわ(笑)。


それにしても、
どうしてこうも、麻薬に売買に関わる人間ってのが、
後を絶たないんだろう。


そんなに儲かるものなんだろうか。
私は今まで生きていて、
一度も、麻薬に関わったなんて人に、
会った事がないんだけど、
一体、どこに、そこまで儲かるマーケットがあるんだろう。


麻薬と言っても、色々あるけど、
この映画で扱っているのは、
コカイン。


私は、あの白い粉を、
鼻から吸う場面を観る度に、
ムズムズしてしまう。


いつも、鼻炎みたいに、
ちょっとの刺激で鼻水が出る私は、
とてもじゃないけど、
あんな粉を、
鼻から入れるなんて、無理(笑)。


高いお金を出して買ったドラッグが、
全部、鼻水と一緒に出てきたんじゃ、
勿体なくて仕方ない。
それが、
私がコカインをやらない理由。
(嘘ですが(笑))


評価 ★★★☆☆

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