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「かぞくはじめました」 [映画]

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〔2010年/アメリカ〕


パンの店を経営するホリー(キャサリン・ハイグル)は、
もう何年も恋人がいない独身女。
そんな彼女を見かねた親友夫妻・ピーターとアリソンは、
エリック(ジョシュ・デュアメル)を紹介してくれる。


しかし、2人の出会いは最悪。
デートは中止になり、
2度と会いたくないと思ったのだが、
その後も、ピーターたちのイベントで、
度々顔を合わせる事に。


数年後。
ピーターたちに女の子・ソフィーが誕生し、
順風満帆な人生だと思われた矢先、
夫妻が交通事故死。
作成してあった遺言書には、
娘の後見人として、
ホリーとエリックの名前が!


自分たちが引き取らなければ、
ソフィーは施設に送られてしまう。
2人は遺言通り、
ソフィーを育てる決意をする・・・。





東日本大震災があり、
劇場にかかる予定だったのが、
中止になってしまった映画。


当時、劇場に観に行こうと思っていたのだけれど、
あのような大きな災害時に、
のんきに映画がどうのと言っている場合ではなかった。


ただ、今になって観てみると、内容的には中止にする理由が
よく分からなかったので、
ウィキペディアで調べてみると、
「劇場の営業が困難だったため」という事だ。


内容的には、
平凡で他愛ないコメディなんだけど、
ソフィー役の赤ちゃんが、
「反則!」と思えるくらい可愛すぎて、
目が釘付け。


しかも、どのように撮影しているのか分からないけど、
まるで、物語を完全に理解しているかのような演技。
笑っている場面はともかく、
泣いている場面は、
何が悲しくて泣いてるんだろう、
撮影の為に無理矢理泣かされたんじゃないよね、と
心配になるくらい。


親友夫妻が亡くなって、
その子供を託されるなんて、
そんな事、現実にあるんだろうかと思ったけど、
あるという前提で、
自分がホリーの立場だったらどうするか、と考える。


ソフィーはとても可愛いけれど、
もしも引き取ってしまったら、
もう後戻りはできない。


今、ホリーは恋人はいないけれど、
この先、結婚したいと思う相手と巡り合った時、
ソフィーの存在が障害になるかもしれない。


それに、子供を育てるって、
そう簡単にはいかないのは分かってる。
赤ちゃんの時は可愛いけど、
大きくなるにつれ、
反抗やトラブルも起こるだろう。
お金だってかかる・・・。


でも、やっぱり、
私はソフィーを引き取るな。
それは理屈ではなく、
自然に湧く感情。
放っておくという方が無理。


それに、親友夫妻は、
大きな家と、それなりの財産を託してくれているらしい。
経済的にはなんとかなる。
それなら大丈夫(笑)。


犬猿の仲とはいえ、エリックもいるし・・・
って、やっぱりこれは夢物語ね(笑)。


評価 ★★★☆☆

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