「プロミスト・ランド」 [映画]

〔2012年/アメリカ〕
大手企業の社員・マット・デイモンは、
農業で成り立っている田舎町・マッキンリーにやって来る。
マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されており、
町民たちからその採掘権を買えれば、
会社は儲かり、
町民たちも潤うはずなのだ。
事は上手く運んでいるかに思われた。
ところが、
町の教師・フランクと、
環境活動家のダスティンという反対派が、
手強い相手として現れ、
町民の心を動かし始めた。
結局、
賛否は住民投票で決める事になるが、
ある衝撃の事実がデイモンを打ちのめす・・・。
いかにも「善人」なマット・デイモンには、
こういった役がよく似合う。
大企業、環境活動家、農業を生業とする人々、
これらがぶつかって、
最後はどうなるの?と思うけど、
まぁ、お約束通り、
環境が大切という体で終わるんだろうなぁと思いながら観る。
難しい問題だから、
本音は書きにくい。
ただ、大企業が全て悪なのか、といえば、
私は全くそんな風には思わない。
今、自分が生きる上で利用している物は、
大企業が頑張ってくれてるから、というのもあるし、
そこで働く社員だって、
会社のため、というよりは、
自分や家族が生きる為に頑張ってるだけ。
では、逆に、
環境はどうでもいいのか、といえば、
勿論絶対、そんな風には思わない。
私の手に負える問題ではないんだと思う。
一番のクライマックスのあと、
それでも、私がマット・デイモンだったら、
彼のような道は、たぶん選ばない。
それが私の生き方、としか言いようがない。
評価 ★★★☆☆
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