「男なんてなにさ」 [映画]
〔1966年/日本〕
白タクの運転手・チコ(緑魔子)
トルコ嬢・ナオミ(春川ますみ)
バーのホステス・ミキ(大原麗子)の3人は、
狭いアパートで
同居生活をしている。
3人は男を騙しては、
金を巻き上げ、
そして、その金をガッチリ貯金して、
将来、レストラン経営することを夢見ているのだ。
そんなある日、
同じアパートのOL・珠枝(城野ゆき)が
男に捨てられ、自殺未遂する。
女の敵を許しちゃおけないと、
3人は、珠枝の恋人を探し・・・。
可愛いー。
とっても可愛い映画。
緑魔子さんと大原麗子さんなんか、
年を重ねてからも、
とてもお綺麗だけど、
お若い頃から、本当に可愛かったんだなぁと、
惚れ惚れして見てしまう。
春川ますみさんは、
ちょっと貫禄あるなぁ、と思ったら、
この映画で、既に31歳だったのね。
大原さんが20歳で、
緑魔子さん22歳な事を考えると、
そりゃあ、おばちゃんっぽいはずだ。
でも、全然嫌じゃないけど。
映画の3人組って、
どれも、そんな感じじゃない?
で、この3人が、
あの手この手で男を騙すんだけど、
別に詐欺というほどでもなく、
男のエロ心に付け込んで、
小金をいただくってくらいだから、
別にどうって事もない。
騙されるエロ男が悪いんじゃ(笑)。
後半は、
悪党を3人で懲らしめるんだけど、
その悪党を演じているのが、
川崎敬三さん。
川崎さんは、
気の弱い、優男の役が多いけれど、
この映画では、
とっても嫌な奴。
いつもと違った感じで、
面白かった。
評価 ★★★☆☆