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「七つの会議」 [映画]

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〔2018年/日本〕


中堅メーカー・東京建電では、
今日も定例会議で、
恒例の営業部部長・北川(香川照之)の怒号が飛ぶ。


ターゲットは、いつもノルマを達成できない
営業二課の課長・原島(及川光博)。
それに引き換え、業績を上げている
営業一課の課長・坂戸(片岡愛之助)を、
北川はべた褒めだ。


すると、そんな中、大きないびきが聞こえる。
居眠りしていたのは、
営業一課のグータラ係長・八角(野村萬斎)。
しかし、不思議な事に、北川は八角を叱らない。


そんなある日、八角は坂戸をパワハラで訴える。
社内調査委員会は、当然、
坂戸の味方と思われていたが、
なんと、坂戸は左遷され、
営業一課の新課長に原島が選任される。


その後も、八角に関わる人物は、
次々左遷されてゆく。
何故なんだ。
彼はただのグータラ万年係長なのに・・・。





大仰大仰、とにかく大仰(笑)。
野村萬斎さんと香川照之さんの演技が大仰すぎて、
舞台でも観ている気分(笑)。


いや、これは悪口ではない。
きっとそのような演出なのだろうし、
どんな物事でも、
突き抜ければ、
それは面白さに変わる。
この二人のインパクトが、
映画をめちゃくちゃ力強いものにしている。


そして、この2人とは対照的に、
ちょっと気が弱くて、会議でも言われっぱなしでいるのが、
及川ミッチー。


ただ、彼こそが、
この映画の第三の主役と言っていいと思う。
彼は、野村さんの不可解な社内での立場を疑問視し、
独自に調査する。
(女子社員にリードされて、というのが、ちょっと情けないが(笑))
彼がいなかったら、
映画は進行しなかっただろうし、
実際、出番も、主役のお二人より多いくらいで。


それにしても、
リコール隠しって、怖いなぁ、
でも、やってる会社は、やってるんだろうなぁ。
普段、気付いていないだけで、
自分が使ったり、利用している、
あれも、これも、
不具合があって、
明日、怪我したり、
下手したら、死んでる可能性もあるって事なんだろうなぁ。


評価 ★★★☆☆

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