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「ラスト・ショー」 [映画]

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〔1971年/アメリカ〕


1951年。テキサス州アナリーン。
この町の高校生、
サニー(ティモシー・ボトムズ)とデュアン(ジェフ・ブリッジス)は、
金を出し合って車を買い、
デートに使っている。


サニーの恋人・シャーリーンは、
最後の一線を越えさせず、
サニーは不満を募らせている。
またデュアンの恋人・ジェイシー(シビル・シェパード)は、
町一番の美人と言われるが故、
デュアンを物足りなく思っている。


ある日、サニーは、
フットボールのコーチから、
妻・ルースを病院に送ってやってくれと頼まれる。
ルースは、自分を顧みない夫に淋しさを募らせており、
サニーと一線を越えてしまう。


デュアンとジェイシーは、
ベッドを共にするが、
ジェイシーの気持ちは燃えないまま。
さらに、サニーとジェイシーが急接近したため、
怒ったデュアンは、
ビール瓶でサニーを殴りつける。


そんなこんなの中、
町でたった一つの映画館が
幕を閉じようとしていた。
それは、ある時代の終わりを告げるかのような出来事であり・・・。





50年代の、
アメリカの田舎町の人々を描いた物語。
私はその時代を生きたわけではないし、
アメリカ人でもないのだけれど、
なんだか懐かしいような、郷愁を覚える。


ただ、今から65年前の時代設定とはいえ、
人のしている事って、
基本的には、変わっていないんじゃないかとも思える。


若者たちは、
恋の駆け引きに夢中になり、
夫に不満を募らせる人妻は、
若い男と不倫に走り・・・
そんな話題、
昨日も今日も、
ネットに載っているネタばかりじゃないか(笑)。


それにしても、
ジェイシーの小悪魔っぷりが凄い。


彼女はデュアンと付き合いながらも、
プールでの「全裸パーティ」があると知ると、
彼をうっちゃって、
そちらに駆け付ける(笑)。
なんて奔放な。


その後、デュアンと一線を越えるけれど、
なんだか表情が冴えない。
そしてサニーを誘惑して、
駆け落ちして、
でも、また戻ってきたり、
とにかく男を振り回す。
そして男たちは、
彼女を巡って、殴り合う、っと(笑)。


映画館が閉館するというエピソードは淋しいなぁ。
私も、
昭和な映画館や、
名画座が閉館するのを、
何度か体験しているので、
その感覚は理解できる。
そういった映画館を、
何とか残していくって、
できないんだろうか。


ちなみに、
冒頭、恋人たちがこの映画館で観る映画は、
エリザベス・テイラーの、
「花嫁の父」。
そして最後の上映は、
西部劇、「赤い河」だ。


評価 ★★★★☆





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今年も今日で終わります。
楽しい事の多い、幸せな一年でした。


こんな私に、
優しく、親切に接してくださる皆様に、
心から感謝しています。


年末、色々あり、
お一人お一人にご挨拶に回れず、
申し訳なく思っています。


「我以外、皆、師なり」
この言葉を忘れずに、精進していきます。
来年も、いい年になりますように。

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