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「脂のしたたり」 [映画]

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〔1966年/日本〕


八代証券の調査部員・田宮二郎は、
地味な農耕機械の会社・明昭工機の株が
怪しい値動きをしている事に気付く。


謎の女・富士真奈美が、
明昭工機の株を、
数万株買った事に目を付けた田宮は、
彼女の調査を始める。


その結果、
明昭工機を乗っ取ろうとする黒幕は、
李石尚という、
外国人だということが分かってくる。


李は何の目的で、
そのような事をするのか・・・。





これはもう、
タイトルのインパクト勝ちじゃない?(笑)。


このタイトルを見て、
コメディだと思う人はいるまい。


コメディどころか、
ミュージカル、SF、ファンタジー、
ロマンス、アニメなどを、
思い浮かべる人もいないだろう。


ただ、
最初から最後まで、
「脂」が「したたる」ような場面はなかった。
このタイトルが何を示していたのか、
私には分からない。
まぁ、田宮二郎が、
脂汗をかくような、
危ない場面は多数あったけど。


それから、この映画、
もし、今作られたら、
某国や、某国が、黙っていなさそう(笑)。


なにせ、
セリフの中で、みんなが言う。
「第三国人、第三国人」って。
一体、何回この単語が出てきたか、
分からないくらい、何度も何度も。


成田三樹夫さんの扱いも酷い。
田宮さんは、成田さんの事を、
「蛇のような目をした男」と言って、
殆ど名前を呼んであげない。
まぁ、確かにそうなんだけど(笑)。


富士真奈美さん、
私が知ったときは、
もう、おばさんという感じで、
その美しさがよく分からなかったけど、
この映画を観ると、とっても綺麗。
雰囲気もあって、素敵だった。


評価 ★★★☆☆

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叶悠眞写真展「やっぱりシャンシャン 大パンダ展in銀座」 [できごと]

9月23日。
叶悠眞さんの写真展、
「やっぱりシャンシャン 大パンダ展in銀座」に行ってきました。


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なんと、この催しを知ったのは最終日。
ちょうど会社が休みで良かった。


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会場内は、
シャンシャンの可愛い写真でいっぱい。
もう、嬉しくて嬉しくて。


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会場内の展示は、
全て写真撮影OK、
そして、撮った写真は、
ネットにアップしていいという事ですので、
載せさせていただきます。


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この催しの一番の目玉は、
今、シャンシャンマニアの間で、
めっちゃ話題になっている、
「10月15日事件」の写真です。


生まれた時から好奇心旺盛な上に、
お転婆なシャンシャンは、
先日の10月15日、
ついに塀をよじ登り、
あわや、父親のリーリーのいる側に行こうとしたとの事なのです。


それがなぜ「事件」なのかと言いますと、
パンダは、
子育て中の母子以外、
単独行動をする動物で、
動物園の狭い空間に、
2頭が一緒になると、
争いになるのだとか。


特に、オスには、
父性愛などはなく、
リーリーがシャンシャンを、
自分の娘だと認識することはないと思われ、
だから、テリトリーに入ったせいで、
噛まれたりしたら、大変です。


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私も「事件」の事は知っていましたが、
写真を見るのは初めて。


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うーん、たしかに、
あとちょっとで塀の上まで手が届きそう。


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「事件」のせいで、
その日、
シャンシャンは建物の中に連れ戻されたそうです。


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飼育員さんたちも、
今度どうしたものかと、
思案に暮れていたそうです。

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23区内全駅制覇・京王井の頭線 [23区内全駅制覇]

IN01.渋谷駅
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IN02.神泉駅
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IN03.駒場東大前駅
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IN04.池ノ上駅
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IN05.下北沢駅
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IN06.新代田駅
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IN07.東松原駅
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IN08.明大前駅
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IN09.永福町駅
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IN10.西永福駅
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IN11.浜田山駅
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IN12.高井戸駅
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IN13.富士見ヶ丘駅
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IN14.久我山駅
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全駅制覇、45回目の掲載は、
京王井の頭線です。


この路線で一番気になるのは、
個人的に、神泉駅。


この駅は、
「東電OL殺人事件」のあった駅で、
事件現場となったアパートが、
駅を降りると、すぐ目の前に、
今でも、あります。


事件については、多くの方がご存知だと思いますので、
詳しくは書きませんが、
本当に考えさせられました。
関連本を何冊も読み、
亡くなられたAさんの人生に思いを馳せ、
そして、人の心の不思議を思いました。
Aさんの本当の気持ちは知る由もありませんが、
私の中にも、
今の自分とは全く別の人間になってみたいという
気持ちがある事を自覚しています。


現場のアパートの半地下は飲み屋さんです。
一度入ってみたいのですが、
まだ実行できていません。


きっと私のような人がたくさんいるでしょうし、
事件の話題は、
嫌がられるかもしれませんね。


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※以下に、このカテゴリーの1回目に書いた文章を
 一応貼り付けておきます。
 初めて来られたかたは、
 駅名表示板が並べられているのを見ただけでは、
 わけが分からないと思いますので(笑)。


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いつの頃だったか、
都内の初めての駅に降り立った時、
せっかく来たのだからと、ホームの駅名表示板を
写真に撮った事がありました。


そんな事が何回か続いた時、
23区内に駅っていくつあるんだろう、
全て制覇したら面白いだろうな、と考えるようになり、
数年間かけて、
先日、やっと全駅制覇を完了いたしました。


条件は、
駅は、必ず改札を入るか出るかする、
もしくは、
違う路線に乗り換える事。
駅に降りて、写真だけ撮って、また乗るというような
「ズル」はしていません。


駅は、数え方にもよるのでしょうが、
延べにして720ほどあります。
当初はブログにアップしようとは全く考えていませんでしたが、
友人にこの事を話しましたら、
ぜひ見てみたいと言われましたので、
順次、載せていこうと思います。


駅を降りたあと、
周辺を、少し歩いてみたりもしましたが、
とりあえず、「一周目」は全制覇が目標でしたので駆け足で、
「二周目」に、街歩きのような事をしてみたいと
考えています。

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「女の肌」 [映画]

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〔1957年/日本〕


明治10年。
西南戦争の真っ只中。
避難民を乗せた馬車が、
途中の八代で、
取り調べのため、止められる。


乗っていた者全員が、
牢に入れられ、
一夜を明かす事になるが、
官軍の隊長・朝吹(根上淳)は、
その中から、
女を一人差し出せば、
全員を解放してやる、と言う。


最初に、おしん(京マチ子)が選ばれ、
朝吹の部屋に入るが、
その気の強さから、
牢に戻され、
代わりに、おしんの友人のお徳(淡島千景)が選ばれる・・・。


戦争も終わりに近づいた頃、
空き家に住み着いたおしんとお徳のところに、
負傷した兵隊が逃げ込んできた。


その男を見た2人は、驚く。
それは朝吹だったのだ・・・。





映画そのものは面白い。
この先、どうなるの?と
目が離せず、
飽きる事なく、観てしまう。


さすが、
川口浩様の父である、
川口松太郎さんの原作だ、
と言いたいところなのだけれど、


やっぱり、
このラストは認められないなぁ、と思う。


このオチではまるで、
「女は、たとえ自分を手籠めにした相手でも、
一度関係すれば、
その男を忘れられなくなる」
と言っている事になる。


本気でそんな事を信じている人がいるとしたら、
その人に、
「あなたの、
妻や、娘や、恋人や、友人や、
母や、姉や、妹が同じ目に遭った時、
その方たちに向かって、同じ事が言えますか?」
と言いたくなる。


・・・って、
なぜ、私がこのような事を
力を入れて書くのかといえば、
それを直接言われた事があって、
とても悲しかった事があるから。
「女は、どうせ喜んでいるのだろう」と。


「そんな事は有り得ない」と言っても、
「でも、こういう例がある」と、
何十万件に一件の例を持ち出され、
そうなると、もう反論する気力も湧かなくなる。
どんなに仲が良かった人だとしても、
もう、嫌悪感しか残らない。


面白い映画だったから、
違うオチだったら、
4点だったなぁ。


評価 ★★★☆☆

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「アンクル・ドリュー」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


ストリートバスケのコーチ・ダックスは、
大会での優勝を目指していたが、
ある日、主力選手を、
ライバルチームに引き抜かれてしまう。


落ち込むダックスだったが、
偶然、伝説のプレイヤー・アンクル・ドリュー(カイリー・アービング)と
出会い、
新チームを作る事に。


メンバーは、
かつてドリューと同じチームだった老人たちで、
体調面で不安な人々ばかり。
それでも勘を取り戻した彼らは、
大会に挑む事に・・・。





試写会で観た。


試写会の前に、
ドキュメンタリー監督の松江哲明さん、
編集者の伊藤雄介さん、
音楽ライターの渡辺志保さんによる
トークショーがあった。

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この映画の老人たちは、
実は、NBAの現役スター選手が、
老けメイクをして、
演じているのだけれど、
松江監督は、
本物の老人が演じているのだと思ったのだそうだ。


いや、でも、
そう思ってしまうのも仕方がない。
私だって、
それを聞かないで観たら、
「すげー爺さんたちだな」と思ってしまったと思うし(笑)。


その老けメイクの過程は、
エンドロールで見られる。


それにしても、
やっぱりスポーツ映画はいい。
勝つにしろ、負けるにしろ、
オチがハッキリしているので、
後味がいい。


特にバスケは、
スピード感があるし、
ゴールがどんどん決まるので、
小気味いい。


映画だとは分かっちゃいるけど、
ゴールの度に、
「よっしゃ!」と、
心でガッツポーズをしてしまう(笑)。


NBAがお好きな方なら、
より楽しめるのではないでしょうか。


評価 ★★★☆☆

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