「search サーチ」 [映画]
〔2018年/アメリカ〕
ある日、突然、
16歳の娘・マーゴットが姿を消し、
父親・デヴィッド(ジョン・チョー)は、
警察に通報すると共に、
マーゴットのPCを見てみる事に。
そこには、
フェイスブック、ツイッター、インスタなど、
SNSを駆使し、
様々な人間と交流している、
娘の履歴が。
警察に聞かれても、
マーゴットの友人など、
誰一人知らない事に気付かされるデヴィッド。
娘は誘拐されたのか、
それとも・・・。
試写会で観た。
全編がPCやスマホなど、
機械の画面だけで描かれるという、
いかにも、今どきの映画。
そう熱心ではないにしろ、
それなりに、
ネットの世界で遊んでいる身としては、
中々面白く見る。
娘の交友関係を何一つ知らない事に、
愕然とする父親だけど、
まぁ、今の世の中、みんなそんな感じよね。
PCもケータイもなかった頃は、
みんな、家族の耳を意識しながら、
電話を掛けたものだし、
親だって、掛かってきた電話の相手や、
漏れ聞こえてくる会話の内容から、
子供の交友関係を、
ある程度、把握していたのだろうし。
でも、どちらが生々しいか、といったら、
今の時代の方が、生々しいと思うなぁ。
だって、電話の話し声は、
その場だけだけど、
今は、全ての記録が残っているのだもの。
予備知識ゼロだった親が、
いきなり全てを見たら、
ショックで卒倒してしまいそうになるだろう。
でも、この映画の娘は、
そこまで悪い子ではない。
真面目というわけではないけど、
不良というほどでもない。
それが救い。
伏線や、どんでん返しがある、
面白い映画だった。
評価 ★★★★☆