「500ページの夢の束」 [映画]
〔2017年/アメリカ〕
自閉症のウェンディ(ダコタ・ファニング)は、
自立を支援する施設で暮らす女の子。
「スター・トレック」が大好きなウェンディは、
ある日、「スター・トレック」の脚本コンテストがある事を知り、
500ページの作品を書き上げる。
しかし、郵送したのでは締め切りに間に合わない事に気付いた彼女は、
施設を飛び出し、
ハリウッドまで直接原稿を届けようと決意する・・・。
試写会で観た。
自閉症という障害を抱えた女の子・ウェンディが、
たった一人でハリウッドを目指すロードムービー。
中々面白い。
障害がある、といっても、
その症状や、特性は様々で、
ウェンディの場合、
簡単な仕事はできるし、
会話だって普通にできる。
そして、何より素晴らしいのが、
「スター・トレック」に関する知識なら、
誰にも負けないという事。
障害の有無に関わらず、
好きなものがあるというのはいい。
施設を抜け出したウェンディは、
様々な困難を切り抜けながら、
ハリウッドを目指すわけだけど、
途中、訳あって入院した病院から逃亡する。
その時の方法に、
「あ、この手、使える」と思ってしまった(笑)。
それから、捜索願が出されたウェンディを見つけた
警察官が、
逃げようとする彼女を説得する場面に
大笑い。
とってもいい場面。
爽やかないい映画だった。
評価 ★★★★☆