「女と男の観覧車」 [映画]
〔2017年/アメリカ〕
1950年代のコニーアイランド。
ここでウエイトレスをするジニー(ケイト・ウィンスレット)は、
再婚同士の夫と、
自分の連れ子の3人暮らし。
ジニーには、
誰にも話せない秘密がある。
ある日、夫の娘・キャロライナが突然訪ねてくる。
キャロライナは、父親の反対を押し切り、
マフィアの男と結婚したが、
マフィアの秘密を警察に喋った事から、
今は追われる身。
この娘が現れた事から、
ジニーの人生の歯車が狂い始め・・・。
大傑作。
息苦しいような、
八方塞がりな感じが、
素晴らしく上手く、描かれている。
登場人物全ての気持ちが分かるし、
私も同じ立場なら同じことをする、と思える場面も多数ある。
ウディ・アレン監督、
82歳。
嘘でしょ?と言いたくなる。
どんだけ体力があるの?
これだけ精神的に追い込まれるような作品を作るって、
体力がなければ、
できない気がする。
それに、きっと、
内容の濃い人生を送ってきたのだろう。
これだけ人間の心の機微を描けるって、
人生経験が豊富でないと、
無理なんじゃないか。
おそらく、好き嫌いの分かれる映画だろうし、
サイトによっても、評価が違う。
ただ、私が一番信頼しているサイトでは、
めちゃくちゃ高得点だった。
嬉しかった。
この映画を理解できるかたとなら、
仲良くなれるような気がする(笑)。
(理解できない方とは仲良くなれない、という意味ではないです)
評価 ★★★★★