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「SUNNY 強い気持ち・強い愛」 [映画]

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〔2018年/日本〕


専業主婦の奈美(篠原涼子)は、
病院に母親の見舞いに行った際、
高校時代の同級生・芹香(板谷由夏)と再会する。


芹香は、末期がんで、
余命1ヶ月。
彼女は、奈美に、
高校時代「SUNNY」と名付けた仲良しグループの
みんなに会いたいと言う。


奈美は、
SUNNYのメンバー・梅(渡辺直美)と一緒に
興信所に行き、
消息が分からない4人の調査を依頼する。


3人のメンバーは、
割とすぐに見つかったが、
奈々(池田エライザ)の行方だけがどうしても分からず・・・。





試写会で観た。


昨日蔵出しした、
韓国映画、「サニー 永遠の仲間たち」を
日本でリメイクした作品。


6人の仲良しグループの女性たちを、
JK時代と、現在と姿で演じているわけで、
中々贅沢。
特に、JKの広瀬すずが、
大人になったら篠原涼子、というのが面白い。


韓国版とは年代設定を変えているけれど、
こちらも良かった。


登場人物たちがJKだった時代は、
90年代で
アムラーに代表されるような、
ギャル全盛期。


言葉遣いも、
お世辞にも良いとは言えなかったし、
いつもギャーギャーしていたけれど、
でも、元気いっぱいだった、あの頃。


大人になった彼女たちは、
「今の子は、大人しいわね」と言う。


確かに、同じカフェにいるJKたちは、
それぞれが
自分のスマホをいじり、
会話はゼロ。
もちろん、それは、
デフォルメされた実態だとは思うけど、
まぁ、言いたい事も分からなくはない。


若い世代の人たちを見ていて、
私が一番羨ましいのは、
「謝れる」事。


何かあった時、
自分が悪かった時、
若い頃は私も、
今よりずっと、
素直に謝れた。
まだ未来は霧の中だったけど、
「時間はたっぷりある。やり直せる」という思いが
どこかにあったんだろうなぁ(笑)。


反目しあっていた広瀬すずと池田エライザが、
互いの悩みを打ち明け合って、
抱き合って大泣きするシーンも、
そんな「謝り」の延長な感じで。
可愛い。


失恋のシーンもある。
あれは切ない。
JKだからいいけど、
今の私はもう、あんな思いはしたくないなぁ(笑)。


90年代らしく、
当時流行っていた音楽満載。
特に、主題歌の、
「SWEET 19 BLUES」は、
安室ちゃんの中で
私が一番好きな歌なので、感動。
19歳からは、随分遠い所に来てしまったけれど、
19歳の感覚は、ずっと持ち続けていたい。


「 熱い気持ち心に
 coolな態度はプロテクションに」


評価 ★★★☆☆

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