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「検察側の罪人」 [映画]

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〔2018年/日本〕


都内で、老夫婦が殺害され、
エリート検事・最上(木村拓哉)と、
新人検事・沖野(二宮和也)が
事件を担当する事になった。


数人の男が容疑者候補として浮上し、
最上は、その中の一人・松倉に狙いを定め、
取り調べを開始する。


最上を尊敬する沖野は、
最上の指示通り、
松倉を厳しく追及するが、
最上が、松倉を犯人に仕立て上げたいのではないかという
疑念を抱き始める。


次第に対立するようになった最上と沖野。
最上の目的は何なのか・・・。





試写会で観た。


映画の前に舞台挨拶があり、
拓哉の姿を見た瞬間、
涙が出た。

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※オリコンさんより


拓哉だ。
SMAPというグループはもう存在しないけど、
私の中で
彼はいつまでもSMAPの拓哉だ。


久し振りに生で見る拓哉は、
もう、お兄さんではなくなってたけど、
年相応の落ち着きがある、
素敵な人になっていた。


それにしても、私にとって今年は元SMAPの当たり年(笑)。
4月には、生ゴローちゃんを見たばかり。
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2018-04-09
解散する前だって、
こんなに彼らを見る事はなかったというのに(笑)。


きっといつか、こんな風にバラではなく、
5人揃った姿を見られるよう、
心から願っています。


で、映画なんだけど、


凄いよ、拓哉。
もう、何を書いてもネタバレになるので、
詳しい事は書けないのだけれど、


拓哉のこんな役、初めて見た。
せっかくの演技なのに、
色々書けないのが悔しいな。


この映画のテーマは、
「正義」。
一体「正義」って何なんだ?


凶悪犯なのに、
少年法だなんだと、
色々守られて、
短い刑で出てきて、
平然と暮らしている人間がいて、


法律ではどうする事も出来ないとき、
被害者の身内や、仲の良かった人間は、
一体どうすればいいんだ。


ポスターを
赤と白にしたのも、
とてもいい案だと思う。
そうだ、
正義は、白と黒で色分けなんかできない。
行き過ぎた正義が悪になってしまう事もある。


どうやら、原作は、
映画より先が描かれているらしい。


映画は、ラスト、
その辺りをぼやかしている。
まだ答えは出ていない。


でも、私はこれでいいと思った。
人生に答えなんてないではないか。
とはいえ、原作を読んでみるつもり。


評価 ★★★★☆

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