「アメリカン・アサシン」 [映画]
〔2017年/アメリカ〕
恋人とスペイン・イビサ島に出掛けた
ミッチ(ディラン・オブライエン)は、
ピーチでプロポーズし、幸せの絶頂へ。
しかし、直後、
テロ被害に遭い、
多くの犠牲者が出、
恋人も死ぬ。
激しい怒りに、
復讐に燃えるミッチは、
その能力を評価され、
CIAのスパイチームにスカウトされる。
厳しい教官・ハーリー(マイケル・キートン)のもと、
ハードな訓練をこなしたミッチは、
最前線に活躍できるまでに成長。
やがて、彼にミッションが下る。
ロシアから流出したプルトニウムで、
核兵器製造を目論むテロリストたちの
陰謀を阻止しろと・・・。
試写会で観た。
私にとって、
この映画は、
冒頭の15分が一番強烈で
全てな感じ。
なにせ、主人公のミッチは、
恋人と海外にバカンスに行き、
そこで、テロの被害に遭う。
そのテロというのが、
多くの人がくつろぐ浜辺で、
銃を乱射するという、
凄惨を極めたもので、
あんな場に自分がいたら、
撃たれてなくても、
撃たれたフリして横になって、
時間が過ぎるのを待つしかないな、という状況で。
そんな事で、
目の前で大切な人が殺されてしまったら、
その後の人生、
永遠に立ち直れないんじゃないかと
想像する。
ミッチも、それは同様だけど、
彼は凄いよ。
復讐を心に誓った彼は、
アラビアの言葉を習得したり、
銃や格闘技を学んだり、
見た目も、テロリストっぽくひげを伸ばしたりして、
ついに、単独で、
CIAでさえ突き止められなかった
テロリストとの接触に成功(笑)。
そんな事ってある?
CIAって、どんだけ能力低いの?(笑)
で、CIAは、
そんな彼の才能を買って、
CIAに入れって(笑)。
あとは、まぁ、
平凡なサスペンスかなぁ。
拷問の場面があるのだけれど、
これは直視できなかった。
思い出しても、ゾッとする。
評価 ★★★☆☆