「セラヴィ!」 [映画]
〔2017年/フランス〕
ウエディングプランナー歴30年のマックスは、
これまで数えきれないほどの
結婚式をプロデュースしてきた。
今度の仕事は、
17世紀の城で行われる、
豪華な結婚式。
マックスはいつも通り、
パーフェクトな準備を進めていたはずなのだが、
当日やって来たスタッフは、
しわしわシャツに、ひげを伸ばしたウェイター、
新婦を口説き始めるスタッフ、
主役気取りのオーケストラ、
そして、つまみ食いばかりのカメラマンなどなど、
曲者揃い。
果たして式は成功できるのか・・・。
試写会で観た。
結婚式の映画という事からなのか、
今回の試写会は、
結婚式場で行われました。
今まで何度か試写会には行っていますが、
さすがに結婚式場というのは初めてで、
ドレスコードが気になります。
でも、特に注意書きもなかったので、
いつもの自分でいっか、と出掛けたら、
ジーンズのかたが沢山いて、ホッとしました。
上映されたのは、
実際、披露宴が行われるのであろう一部屋で、
スクリーンは、
おそらく、新郎新婦の幼い日を映すといった
演出に使われるであろうものが使われていました。
式場自体、とても綺麗で、
ヨーロッパのお城を模した作りなのだそうです。
ここに写真を掲載できればいいのですが、
すみません、撮影するのを忘れてしまいました。
せっかく場所を提供してくださり、
映画を観させていただいたのですから、
式場の名前だけでも、書いておきます。
「アニヴェルセル 豊洲」です。
ご結婚の予定のある方がおられたら、
どうぞ、検索なさってみてください。
映画も、
フランスらしいコメディで面白かったです。
結婚式の映画というと、
新郎新婦の目線で描いたものが
多いかと思うのですが、
初老のウェディングプランナーの目線というのが、
なんだか可笑しく、
しかも、品が悪くならない程度に、
ドタバタ続き。
フランスには、
結婚式専門の式場というものがないそうで、
お城や、レストランや、自宅で行われ、
そのため、
ウェイターやカメラマンやオーケストラも、
全てプランナーさんが用意せねばならず、
だから、このような映画が作れるのですね。
新郎新婦は脇役のような映画ですが、
途中で、
新郎に、とんでもない出来事があり、
「えー!?」と思いながら、
口をポカンと開けて、見守ってしまう場面がありました。(笑)。
タイトルの「セラヴィ」とは、
「人生、こんなものさ」という意味のようです。
評価 ★★★☆☆