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「ガザの美容室」 [映画]

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〔2015年/パレスチナ〕


クリスティンは、
パレスチナ地区のガザで、
美容院を経営している。


そこには、
様々な女性が集ってくる。
離婚調停中の主婦、
結婚を控えた娘、
出産間近の女性・・・。


通りの向こうで
発砲音が聞こえ、
美容院の中でも、
軽い諍いが起こる。


けれど、女の一人が言う。
「戦争を始めるのは、いつも男。
 私たちが争ったら、それは男と同じになってしまう」と・・・。





試写会で観た。


もう全く、
私たち日本人にとっては、
ニュースの中でしか知らない、
非日常な世界が、


この映画の登場人物たちにとっては、
日常の出来事で、
このような国に生まれていたら、
そりゃあ、
人生も全然違っただろうというのが、
最初の感想。


美容室の中には女性しかいないけれど、
外では普通に、
銃撃音が聞こえているし、


それから、ビックリしたのが、
ライオンを連れた男が普通にいる事。


その男が、
嫌がらせのように、
美容院の前にライオンを座らせる。


日本でそんな事があったら、
街中がパニックになり、
大変なニュースになるだろう。


面白く思ったのは、
日本でも、
江戸時代、
床屋さんは、人が集まる交流の場所だったそうだけど、
こんなに文化が違う場所でも、
それは同じなんだなぁ、って事。


なんだろう、
髪をいじられる場所って、
人を開放的にするんだろうか。


とはいえ、
私は、ここ20年くらい、
美容院に行った事がなく、
髪はいつも自分で切っている。


別に美容院が嫌いなわけではないのだけれど、
行くのが面倒くさい(笑)。
だから、美容院をサロンのように思った事はないのだけれど。


・・・と、ここまで書いて思い出した。
美容院に行った事、
あるではないか。
ブログにも書いたんだ。


それはカンボジアに行った時。

http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2011-11-11-2

あれは楽しい体験だった。


評価 ★★★☆☆

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