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「ホース・ソルジャー」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


2001年9月11日。
アメリカで同時多発テロが発生。
ネルソン大尉(クリス・ヘムズワース)は、
戦争の最前線部隊行きを志願する。


特殊作戦の隊長に任命されたネルソンへのミッションは、
12人でアフガニスタンに乗り込み、
テロの拠点・マザーリシャリーフの制圧をする事。


だが、敵は5万人。
険しい山岳地帯での戦いは、
苦戦が予想される。


反タリバンの地元勢力を率いる
ドスタム将軍は、
この戦いに勝つには、
馬を乗りこなせなければいけないと・・・。





試写会で観た。


ポスターを最初に見た時、
一瞬、「西部劇?」と思ったのだけれど、
911事件の文字に、
現代劇なのかと、
ちょっとビックリし、


もう一度、よく写真を見直してみると、
確かに、着ているものも、
バックに薄っすら写っているヘリコプターも、
西部開拓時代には、
なかったものだと気が付いた。


右も左も分からない、
アフガニスタンの山岳地帯で、
500人の敵を相手に戦う
アメリカ人兵士たち。


当たり前の事だけど、
恐ろしくってたまらない。


一番怖いと思ったのは、
何より、敵が死を恐れていない事。
死を恐れないって、
この世のどんなものより強いんじゃないかって、
思い知らされる。


とにかく、
精神構造が違いすぎる。
私たちが普段、無意識に考えているような
常識が通用しない。


だから、こう書いては本当に失礼なのは承知だけど、
こちらの味方であるはずの、
現地の案内人の人の表情からも、
感情を読み取る事ができず、
すごく不安な気持ちになる。
正直に言ってしまえば、
中東の皆様全員が、
なにか、怪しく見える。


まぁ、いいや。
クリス・ヘムズワース、
カッコ良かったし(笑)。


ネットで皆様の感想を読ませていただくと、
そこに触れているかたが、
ほぼ全員(笑)。


イケメンは戦争しても許される(笑)。


評価 ★★★☆☆

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23区内全駅制覇・つくばエクスプレス [23区内全駅制覇]

01.秋葉原駅
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02.新御徒町駅
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03.浅草駅
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04.南千住駅
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05.北千住駅
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06.青井駅
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07.六町駅
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いつの頃だったか、
都内の初めての駅に降り立った時、
せっかく来たのだからと、ホームの駅名表示板を
写真に撮った事がありました。


そんな事が何回か続いた時、
23区内に駅っていくつあるんだろう、
全て制覇したら面白いだろうな、と考えるようになり、
数年間かけて、
先日、やっと全駅制覇を完了いたしました。


条件は、
駅は、必ず改札を入るか出るかする、
もしくは、
違う路線に乗り換える事。
駅に降りて、写真だけ撮って、また乗るというような
「ズル」はしていません。


駅は、数え方にもよるのでしょうが、
延べにして720ほどあります。
当初はブログにアップしようとは全く考えていませんでしたが、
制覇できた事を友人に話しましたら、
ぜひ見てみたいと言われましたので、
順次、載せていこうと思います。


駅を降りたあと、
周辺を、少し歩いてみたりもしましたが、
とりあえず、「一周目」は全制覇が目標でしたので駆け足で、
「二周目」に、街歩きのような事をしてみたいと
考えています。



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第1回目の今回は、
つくばエクスプレス。
なぜ、これを最初に載せたかというと、
この路線の駅名表示板が赤で、
とても綺麗で好きだから。

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「いぬやしき」 [映画]

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〔2018年/日本〕


58歳のサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨憲武)は、
会社では、うだつが上がらず、
家では、家族から疎まれ、
存在感ゼロの人生。


ある日、壱郎は、病院で、
ステージ4の癌と診断され、
家族に告げようとするが、
誰も彼の話を聞こうとはしない。


公園のベンチでうなだれていると、
空から謎の光が落ちてきて、
目を覚ますと、
外見はそのままだが、
体の中身が機械というサイボーグに変身していた。


その時、
同じく公園にいた高校生・獅子神皓(佐藤健)も
壱郎と同じようにサイボーグになるが、
その後の2人には決定的違いがあった。


壱郎は、その力を人助けに使い、
皓は、その力を人殺しに使ったのだ・・・。





試写会で観た。


「大勢の人を助けたからと、神様にでもなったつもりか」
「大勢の人を殺したからと、神様にでもなったつもりか」


この2つは
劇中でも、そのようなニュアンスのセリフがあったし、
私も、スクリーンを見つめながら、
それについて、ずっと考えていた。


人智を超えたパワーを身に付けた、
中年のおっさんと、
イケメン高校生。


粗筋だけ読むと、
ドタバタしたSFヒーローもの?と思うけれど、
全然違う。


全編通して、悲しみがある。
別に号泣するとか、そんな場面はないけど、
最初から最後まで、
うっすらと悲しみの膜で覆われているように感じる。


特に、佐藤健演じる皓。
彼は、複雑な家庭環境で育ち、
そのせいで、
母親をとても大切に思っている。


それが色々あって、
彼の怒りが頂点に達し、
殺人マシンになる。


彼の憎しみはハンパない。
世の中に対して。
全ての人間に対して。
そして、その憎しみを、
無差別殺人という形で表す。


それはもう、絶対にしてはいけない事だけど、
何とかならなかったのかという思いが
私の中にある。
まだ高校生なのに。
いや、高校生だからこそ、
怒りを制御できなかったのかもしれないが。


木梨憲武氏は、
誰もが知る、
とんねるずの片割れ。


でも、全然とんねるずのイメージはない。
すごく上手い。
こちらも、
佐藤健とは違った意味で、
悲しい男だ。


そんな彼がヒーローになる。
彼を毛嫌いしていた娘も、
見る目が変わる。


ただ、これは私の個人的考えだけど、
無差別殺人がいけないのは当然として、
木梨氏が、病気で亡くなろうとしている人を、
無差別に完治させるのも、
やっぱりダメなんじゃないか、って思う。
それは、医者が患者を治療するのとも全然意味が違う。


だって、それは自然じゃない。
そこは神様の領域だから。


評価 ★★★★☆

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「愛河」 [映画]

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〔1958年/日本〕


デパートのネクタイ売り場に勤務する三三子(若尾文子)。
恋人・保夫(川口浩)の就職も決まり、
結婚話が出てくる。


しかし、
保夫から体を求められた三三子は、
結婚までは純潔を守りたいと、
頑なに拒否をしたせいで、
保夫から別れを告げられてしまう。


三三子は悩み、
それを親友の新子(叶順子)に相談すると、
新子は、
「三三子の考えは古い。自分は恋人の明(田宮二郎)を
 愛しているから、すでに関係している」と言う。


そんな折も折、
三三子の兄・剛一(川崎敬三)が、
見合い話を持ってくる。
保夫を忘れられない三三子は悩む。


一方、
保夫も苦しんでいた。
三三子の事で自棄になった彼は、
バーのマダムに誘惑され・・・。





邦画・洋画を問わず、
古い作品を観ていると、
若いカップルが一線を越えるか越えないかで、
揉めるシーンがよくある。


当時の倫理観が偲ばれて、
面白いと思うのだけれど、
どうしても今の感覚で観てしまうので、


あまり頑なすぎるのもどうなのよ、
などと、
普段大抵の事は、女性の側に付く私も、
こればかりは、男性の味方になってしまう(笑)。


無理矢理は、絶対駄目だけど、
あんなに仲良しなのに、
なんでそこだけ・・・って、
何か不自然な気がして。


いや、特にこの映画の場合、
相手が川口浩様だからかもしれない(笑)。
浩様があんなに苦しんでいるのに、
若尾さんったら、って。


当たり前の事だけど、
ここのところ、
世間を騒がせている、
政治家のキモいセクハラ問題とは、
全然違う。
・・・という事だけは明確にしておきたい。


浩様は、若尾さんから
手ひどく拒否されたものだから、
ショックのあまり、
バーのママの誘惑に乗っちゃって、
そしたら、
ママのパトロンに見つかっちゃって、
ヤクザの事務所に!


若い男女の貞操問題が、
拷問騒ぎにまで発展!
すごい流れだわ(笑)。


田宮二郎さんが、
叶順子さんの恋人役で出てくるんだけど、
叶順子さんが妊娠したと分かった途端、
なんとポイ捨て。


酷い男だけど、
やっぱりこの人は、
こういう役が似合うなぁと思ったのも事実。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、160本中117本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
★竹取物語 (1987)
★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
 女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
 幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
 八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
 次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
★愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
 螢火 (1958)
★東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
★慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
★四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
★浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
★或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
 チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)

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シャンシャン。2回目。 [できごと]

先月、上野動物園にシャンシャンを見に行った事を書いたのですが、
 ↓
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2018-03-22
お昼寝してる様子は見られたので、
今度は、動いている姿を見てみたいと、
もう一度、行ってみる事にしました。


列に並んでいると、
係のお兄さんから
「今、シャンシャンは起きています」と
説明があり、
いやでも期待が高まるってもんです。


パンダ舎の前に行くと、
おぉ!
シャンシャン!
屋外の遊び場で、
トコトコ動き回っています。

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なんてなんて可愛いの。

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木に近付いたと思ったら、

IMG_3856.JPG

登り始めました。

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たまりません。
何をしても可愛い。
神様はなぜ、
こんな愛らしい動物を作られたのでしょう。

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隣のパンダ舎では、
父親のリーリーが、
一人でのんきに笹を食べていました。
さすがの貫禄。
女房子供の事など、頭にないようです(笑)。

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