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「バリー・シール アメリカをはめた男」 [映画]

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〔2017年/アメリカ〕


民間航空会社のパイロット・バリー・シール(トム・クルーズ)は、
操縦技術に優れた男だが、
裏で不正を働いていた。


そんな彼に目を付けたCIAは、
バリーを偵察機のパイロットになるよう
要請する。


任務に就くうちに、
麻薬王・パブロ・エスコバルと接触する事になり、
麻薬ビジネスに手を染めるバリー。


そんなこんなで、
彼は巨万の富を手に入れるのだが・・・。





上映会で観た。


この映画、
去年の10月に劇場公開されたのだけれど、
その頃、大映祭に行くのに夢中で、
観に行くことができなかった。


それが今回、
「DVD&ブルーレイ 発売記念上映会」という事で、
タダで劇場で観る事ができたというわけで。


トムクルの映画は、今までほぼ劇場で観てきたというのに、
見逃して、
残念がっていたところに、この僥倖。
やっぱり人生、何があるか分からない。
人間万事塞翁が馬。


で、この映画。
ビックリだ、
色んな意味で。


まずは、CIAのエージェントにして、
麻薬密売王ってどういう事?と、
わけが分からない。


CIAって、悪い人を取り締まるのが仕事じゃないの?
なぜCIAの人が、
任務と平行して、
時に、その立場を利用して、
悪いことができるの?と、
不思議でしょうがない。


で、さらに凄いのが、
バリー・シールが稼いだ金の量。


このポスターで、彼は、
バッグから溢れる金を持っているけれど、
映画では、彼の家の庭に、
この大きさの金の詰まったバッグが、
無数に埋まっているのよ。
ゴロゴロよ。
2つや3つ頂戴したって、
分かりゃしないのよ(笑)。


家の納戸の開ければ、
ドサドサドサー!っと札束が雪崩落ちるという具合。
あぁ、なんて羨ましいんでしょ(笑)。


あれだけの金があったら、
あれをしよう、これもしようと、
映画そっちのけで、
頭の中は、やりたい事リストでいっぱい(笑)。
私ったら、金の亡者。


麻薬って、本当にお金になるのねぇと、
この手の映画を観ていると、
いつも思う。
ジョニー・デップが麻薬密売王を演じた「ブロウ」でも、
札束で埋め尽くされた部屋に、
おったまげたものだったけど(笑)。


それにしても、この映画、
麻薬密売の方法を、
世間に知らしめている気がして、
大丈夫か?と
ちょっと思う。


いや、あの程度の事、私が心配する事もなく、
裏社会ではとっくに行われているんでしょうね。
実話だし。
実在の人物だし。


評価 ★★★☆☆

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