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「終わった人」 [映画]

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〔2018年/日本〕


大手銀行の子会社で
定年を迎えた田代壮介(舘ひろし)は、
その翌日から、
時間を持て余す事になる。


その暇っぷりに、
妻・千草(黒木瞳)や、娘・道子(臼田あさ美)、
妻の従弟・俊彦(田口トモロヲ)からは、
「恋でもしたら」とからかわれる始末。


大学院に入り直そうと決めた壮介は、
まず手始めに、
カルチャーセンターに入講すると、
受付の久里(広末涼子)といい雰囲気に。
「も、もしかして、彼女、俺に気がある?」


さらに、入会したスポーツジムで知り合った、
青年社長・鈴木(今井翼)から、
「うちの会社の顧問になってほしい」と乞われ、
引き受ける・・・。





試写会で観た。


今回の試写会は、
「スニークプレビュー」という、
初めての体験です。


「スニークプレビュー」とは
当日、会場に行くまで、
タイトルも、監督も、出演者も、
全く何も知らされない試写会の事を言うようです。


映画を観る時、
私は、なるべく予備知識を持たずに出掛けたい方なのですが、
いくら何でも、
タイトルも知らずに行く事はないので(笑)、
なんだかワクワクしました。


ポスターもまだ作られていないそうですので、
映画.comさんに載せられていた
お写真を使わせていただきました。


ブログにも書いてはいけないのかな?と思い、
でも、駄目だとしても、
それなら、OKが出るまで書かずにいる事は、
何ら構わないと思っていたのですが、
当日、係の方が、
「ネタバレしなければ、ぜひ書いてください」と仰られたので、
今、こうして書いています。


こんな与太ブログでも、
一人でも多くの皆様に、
映画の情報を知っていただけるのなら、
映画会社の方としても、万々歳という事なのかもしれません。
公開は来年の6月だそうです。


で、映画は、といえば、


定年を迎えた主人公が、
最初は暇を持て余すが、
次第に第二の人生への
活路を見い出す、というコメディ。


まぁ、現実に、定年を迎えた方が、
それほど暇になるか、といえば、
必ずしもそうではないだろう。
私の知っている、
同じ立場の皆様は、
それなりに人生を楽しんでおられるように
お見受けする。
趣味に没頭したり、旅行をしたり、大学に入り直したり。
(主人公も、大学院に入る事を目標に掲げるが)


もちろん、コメディ映画なので、
その辺をデフォルメしてこそ、
面白いんだろうけど。


それに、この主人公は恵まれすぎていて、
文句を言ったら、バチが当たる。


子会社とはいえ、
メガバンクに勤めていたのだから、
退職金もそれなりに出ただろうし、
東大卒という設定であるからして、
どんな大学院にだって、
入るのは、そう難しくはないと想像する。


私は、
サラリーマンは、定年があるから辛い、
と決め付けるのは嫌いだ。
自営は、定年がないから辛い、
と決め付けるのも嫌いだ。
どちらにも、良い面と悪い面がある。
そして、その両方の人々がいるから、
社会が回っているのだし、
どちらもありがたい。


もちろん、映画は、
それだけでは終わらない。
様々な問題が起こり、
話が進む。


途中から、主人公は、
「暇」なんて言っていられなくなる。
全然、
「終わった人」なんかじゃないから、安心(笑)。


評価 ★★★☆☆

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