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「ダンケルク」 [映画]

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〔2017年/イギリス〕


1940年。
第二次世界大戦が激化したころ。


フランスの港町・ダンケルクでは、
ドイツ軍に追い詰められた、
40万人の英仏連合軍兵士たちが、
絶体絶命の状況に瀕していた。


まだ若い兵士、
トミー(フィン・ホワイトヘッド)と
アレックス(ハリー・スタイルズ)も、
その中にいた。
2人は何とかして生き延びようと模索する。


そんな中、
ドーバー海峡を挟んだ対岸のイギリスでは、
兵士たちを助けるべく、
軍艦も民間船も関係なく、
ダンケルクへ向かっていた。


空軍パイロット・ファリア(トム・ハーディ)も、
出撃。
形勢不利な状況の中、
兵士たちは助かるのか・・・。





試写会で観た。


何ともありがたい事に、
IMAXでの上映。
物凄く贅沢な気分になる。


ケチな私は、
IMAXや3Dで映画を観た方が、
迫力満点だと分かってはいても、
その数百円が惜しくて、
普段は2Dでしか、映画を観ないので。


やっぱりIMAXの臨場感は凄いなぁ。
天井から床までがスクリーン。
音も、体への響きが全然違う。
爆撃されるたびに、
本当に自分がその渦中にいるような迫力を感じる。


帰ってから調べたところによると、
元々、この映画は、
IMAXにかける事を前提に撮られた映画なのだそうだ。
なるほど。
迫力満点なはずだわ。
ただ、逆にいうと、
2Dのスクリーンだと、
IMAXで観られる画像の40%が観られないとか。
それはちょっとどうなのよ、と思わなくもないけど、
まぁ、いいや(笑)。
とにかくIMAXで観られたわけだし。


映画は、特にストーリーというものはなく、
最初から最後まで、
ドイツ軍に攻撃される、
英仏の兵隊たちが描かれる。


クリストファー・ノーラン監督は、
若い兵士の役は、
無名の俳優を使う事に決めていたのだそうだ。
確かにその方が、
兵士を駒としか考えない戦争というものの、
臨場感が伝わってくる。


ただ、
これは、私の問題なのだけれど、
この、ダンケルクという港町で起こった、
兵士救出劇の歴史を全く知らないので、
ただ、映像を観て、
「すごーい」と思うに留まってしまっているのが、
本当に残念だ。


もし歴史に詳しかったら、
もっともっと面白く観られただろうに。


この辺を、
どう考えるかで、
この映画をどう受け止めるかが変わってくるけど、
まぁ、
そんな事、
深く考える事ではないのかな。


評価 ★★★☆☆

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