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「真夜中のパリでヒャッハー!」 [映画]

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〔2014年/フランス〕


出版社の受付をするフランク(フィリップ・ラショー)は、
いつかは漫画家になりたいと夢見ている青年。


ある日、フランクは、
社長から、
「一晩、息子のレミのシッターをしてほしい」と
頼まれる。
「何で俺が?」と思ったが、
漫画家デビューを仄めかされ、
引き受ける。


その日は、フランクの誕生日。
友人たちが彼のためにパーティを開いてくれる予定だったが、
キャンセルして社長宅へ。


社長の息子・レミは、
10歳くらいの、
生意気なクソガキだ。
でも、漫画家になれるチャンスなのだ。
我慢我慢。


ところが、友人たちが、
社長宅でパーティをしようと押しかけてきた。
家は荒らされ、
大混乱。
しかも、真夜中なのに、
レミが外に出て行ったらしい・・・。





先日、このブログで、
「ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走」を観て、
笑い転げたと書いたけれど、

http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2017-08-04


あんな面白い映画を撮った、
二コラ・ブナム監督って、一体どんな人なのかと思い、
調べてみた。


けれど、
ブナム監督、
まだ日本ではあまり知られていないようで、
よく分からない。


ただ、ブナム監督の作品で、
日本でレンタルできるDVDが2本ある事が分かった。
しかも、その2本ともに、
「ボン・ボヤージュ」で、
私がめっちゃ気に入った女優、
シャルロット・ガブリ嬢が出ているではないか。


ますます、観たい!ってんで、
早速借りたのが、これ。


「ボン・ボヤージュ」と同じように、
最初は、ちょっとイラっとするんだな。
主人公のフランクがベビーシッターしている家に
友人たちが押し掛けてきて、
家をグチャグチャにされるなんて、
最悪、って。


でも、どんどん面白くなっていくのも、
「ボン・ボヤージュ」と同じ。


しかも、描き方が上手い。
フランクの友人の一人が
常にカメラを回していて、
その夜の出来事も、
全て録画されている。


つまり、フランクには何の非も無い事が、
証明される証拠があるわけで、
「フランクに、全責任を押し付けられたら嫌だな」という、
心配もなく、
安心して観ていられる。


クソガキだと思っていたレミも、
思っていたほどではなく、
意外としおらしい、
可愛い子なのだと分かって、
好感が持てる。


最高なのは、
マリオカートの実写版ともいえるような場面がある事。
日本の「任天堂」は、
世界の「ニンテンドー」だと、
誇らしい気持ちになる。
おフランスの皆様にまで、
これほど愛されているなんて、
本当に嬉しい。


で、一番の目的、
シャルロット・ガブリ嬢は、
フランクの同僚で、
受付嬢の役で出ておった。
お姿を見た時は、
「出たーーーーー!」って感じで、
映像を戻して何度も観る(笑)。


その後のパーティの場面にも、
ほんの少し登場する。


この映画の続編、
「世界の果てまでヒャッハー!」にも出ているらしいので、
続けて観るつもり。


評価 ★★★★☆

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