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「ボンジュール、アン」 [映画]

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〔2016年/アメリカ〕


著名な映画プロデューサーの夫・マイケル(アレック・ボールドウィン)と
長年の夫婦関係を築いてきたアン(ダイアン・レイン)。


ある時、マイケルと共に、
カンヌ映画祭にやってきたアンだが、
マイケルは、撮影で急遽ブダペストに行ってしまう。


マイケルは、
自分の友人のジャック(アルノー・ヴィアール)に、
アンをパリまで送ってくれるように頼む。


そのままストレートにパリまで行くつもりでいた
アンだったが、
ジャックは、
行きつけのレストランや、
プロヴァンスの城や、
サントヴィクトワールなどに
案内がてら寄り道する。


少し困ったアンだが、
ジャックと話しているうちに、
自分が何を好きなのか、
何がしたいのかを再発見してゆき・・・。





フランスの名所巡りを兼ねた
ロードムービーという感じだけど、
人生に一段落した主婦が、
自分の事を考えるよい機会を与えられたという感じで、
悪くない。


ダイアン・レインがとっても素敵。
デビュー作「リトル・ロマンス」から38年、
「ストリート・オブ・ファイヤー」から33年か。


子役は大成しないなんて言葉は、
彼女には全く当てはまらない。
めっちゃ綺麗な年の取り方をしていて、
羨ましい。


彼女がとても魅力的なせいだからか、
夫の友達・ジャックは、
カンヌからパリまで、
その日のうちに行ける所を、
2日の時間をかける。


電話を掛けてきた夫は驚く。
当然パリに着いていると思っていたアンが、
まさか、途中でホテルに泊まる事になっているとは。


そして言う。
「あいつはフランス人だ、気を付けろ」と。
そんなに心配なら、
最初から、アンを友達なんかに託さなければいいのに(笑)。


そして、私がアンだったら、と考える。
たとえ初対面でも、
「あ、この人とは気が合いそう」と思えば、
何日一緒に旅してもいいけど、
どうにも気の合いそうにない人とだったら、
短時間でも苦痛だな、と。


アンの場合は・・・
ここには書かないけど、
映画が終わった帰り道、
私の後ろにいた、年配の女性2人の会話が聞こえた。


「あの後、2人はどうなると思う?」って。
うん、私も考えた事は同じ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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