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「青春ア・ゴーゴー」 [映画]

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〔1966年/日本〕


浪人中の松本悟(浜田光夫)と村木賢一(山内賢)は、
世間で大ブームのエレキに夢中で、
勉強に身が入らない。


2人はスパイダースが出演しているジャズ喫茶で、
高校生の増田、
夜間学生の橋本・江川と知り合い、
バンドを組む事に。


練習は、橋本と江川が務める会社の倉庫でしていたが、
叱られ、追い出される。
困った彼らだったが、
廃屋となっている教会を見つけ、
ここなら!と忍び込む。


すると、彼らの音を聞きつけた少女・ユリ子(ジュディ・オング)が
やって来る。
歌の上手いユリ子をボーカルに据え、
テレビの、
「勝ち抜きエレキ合戦」に出場した彼らは、
10週を勝ち抜くが・・・。





冒頭から凄いなぁ。
テレビの討論番組で、
大人vs若者
という構図で、
エレキは是か非かが
話し合われている。


討論はかなりエキサイトしている。
大人は絶対エレキを認めないし、
若者は大反発。


この時代は、
大人と子供の境界線が、
きっちりあったのね。


今、大人が、
ロックを聞くなんて当たり前、
それ以外だって、
アイドルを追っかけようが、
アニメに夢中になろうが、
ゲームしようが、
他人に迷惑を掛けなければ、
何をしたって自由。
この映画と比べると、
隔世の感があるわ。


現在、
主演の浜田光夫さんが73歳、
スパイダースの堺正章さん、井上順さんが70歳、
ミック・ジャガーやポール・マッカートニーが73歳だから、
そういった若者が出てきた時代だったのだろう。
このような皆様がいて、
今がある。
ありがたい事です。


梶芽衣子さんが、
旧芸名の太田雅子さんの名前で、
山内賢さんの妹役で出ている。


まだ、とても若く、
顔もぷくぷくだけど、
声だけは変わらない。
勉強がめっちゃ出来る女の子という設定で、
「私が大学に受かるのは、決まっている事だから」などと言う。
美人は何を言っても許される(笑)。


そして、梶さんよりビックリなのが、
ジュディ・オング。
彼女が出ているという予備知識があったから、
良かったけど、
知らなかったら、
最後まで気付かなかったかも。


私の、ジュディ・オングのイメージは、
気位の高い美人、という感じだけど、
このころは、まだおきゃんな少女という印象。


評価 ★★★☆☆

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