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「家族はつらいよ2」 [映画]

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〔2017年/日本〕


平田家の主・周造(橋爪功)は、
年齢のせいなのか、
最近、車をぶつけてばかりで、
家族は、運転免許証の返納を勧める。


しかし、頑固な周造が家族の意見に耳を傾けるはずもなく、
今日も、小料理屋の女将・かよ(風吹ジュン)と、
車でお食事に。
すると、道路工事現場で、
車の誘導をしている老人が、
高校時代の同級生・丸田吟平だと気付く。


吟平は、周造に顔をそむけ、
話し掛けてほしくない様子。
バブルの頃、事業に失敗し、
家族に逃げられ、
この年になっても、
まだ働かざるを得ない境遇なのを
恥じているのが分かる。


しかし、何とか吟平を飲みに連れ出した周造は、
その夜、彼を自宅に泊めてやるのだが・・・。





試写会で観た。


笑った笑った、涙が出るほど笑った。
もちろん、劇場内も爆笑の渦。
昨日、「1」をボロクソに書いた事を、
申し訳なく思ったくらいだ。
山田洋次監督、ごめんなさい(笑)。


この手の映画は、
家でぼんやり一人で観るより、
大きなスクリーンで、
沢山の観客の皆様と一緒に観る方が、
ずっと盛り上がるのかもしれない。


最初は、「1」と同様、
ちょっとイライラさせられるんだな、
人の話を全く受け入れない、
橋爪功演じる周造に。


年を取ったから、
人の話が聞けなくなるのか、
元々そういう気質なのか。
私も年を取ったら、
気を付けなければ、と思ったりして。


それが、周造の友人・吟平が
家に泊った翌日からの
盛り上がりったら。


ある意味、それは不謹慎な笑いで、
笑っていいのか分からないくらいの
内容なんだけど。


いや、笑っていいんだ、いいんだろう。
人生なんてそんなもんだ。
どんな事でも笑おう、
笑い飛ばそう。
深刻ぶったって仕方ない。
・・・って言われてる気がする。


今回、吉行和子さんは、
「一生の夢」だった、という、
北欧へのオーロラを見る旅に出発してしまい、
出番はあまりない。


うーん、羨ましい。
これが私なら、
「一生の夢」である、南米に行くという事だな、と思う。
この夢を叶えるまで、
頑張ろっと(笑)。


評価 ★★★★☆

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