「ウォー・マシーン 戦争は話術だ!」 [映画]
〔2017年/アメリカ〕
昨日、六本木のTOHOシネマズに、
「ウォー・マシーン」の試写会に行ってきたのですが、
それはもう、幸せなひと時でございました。
舞台挨拶にブラピが登場したのです。
※映画ナタリーさんより
試写状が届いた時、
ゲストとして、
「デヴィッド・ミショッド監督その他の舞台挨拶あり」と
書かれていたのですが、
この、「その他」が問題です。
「その他って、その他って・・・まさか・・・」
と思ったのですが、
期待しすぎて、叶わなかったら、
ガッカリ度も強くなりますので、
あまり考えないようにしようと思って出掛けたのです。
で、開場前に、
ブログのお友達のyontaさんと、
ロビーにいましたら、
映画館では考えられないくらいの、
たくさんの警備員さんがわらわらと。
そんな様子を見ていたら、
「期待しない」と思ってはいても、
嫌でも期待してしまうってもんではないですか(笑)。
開場のアナウンスが流れ、
列に並びましたら、
なんと劇場の入り口で手荷物検査が!
さらに、金属探知機(映画やテレビでよく見る、棒状の)で、
全身チェック!
それは映画館とは思えないくらいの、物々しさ。
監督さんだけなら、
このような事をするとは思えず、
この時点で、ブラピは絶対来る、と確信しました。
席に着き、時間が来て、
ドキドキしておりましたら、
おぉーーーーー!!
監督さんらに続いて、
登場しましたよ、ブラピ!
なんというカッコ良さ!
なんというイケメン!
なんという顔の小ささ!
今まで見た事のある、どのスターより素敵で、
輝いていると思いました。
やっぱり世界のトップスターは違います。
しかも、とても明るくてフレンドリーで、
冗談を言ったり、
何度も手を振ってくれたり、
あぁ、もう気絶しそう(笑)。
なんかもう、思い残すことはないわ、って感じです。
この作品、「ウォー・マシーン」は、
劇場公開映画ではなく、
NETFLIXが配信する映画のようです。
この件に関して、
スペインの巨匠・ペドロ・アルモドバル監督と、
俳優・ウィル・スミスの意見が対立していると
ニュースで見たのは最近の事です。
アルモドバル監督は、
「映画はやはり、スクリーンで観ることが前提」という意見、
ウィル・スミスは、
「NETFLIXだって、映画は映画だ」という意見。
私はどちらかというと、
アルモドバル監督の考えに近いかなぁ。
映画を自宅鑑賞するのは、もちろんOK。
自分だって、いつも観ています。
でも、やっぱり「映画」というからには、
一度は劇場にかかったものでないと、という思いがあります。
最初から自宅鑑賞用に作られた作品となると、
極端な話、日本の2時間ドラマだって、
映画と言い張れば、映画ということになってしまう。
それって、なんか違う気がするんです。
まぁ、この先の世の中の流れがどうなるかは分からないし、
人が何を言っても、
私が劇場公開に拘るなら、
それを貫けばいいだけの事。
とにかく、生ブラピを見た、
それだけで、
今は、細かい事を考えられる状態ではないので、
この問題は先送りにいたします(笑)。
評価 ★★☆☆☆
「ちょっと今から仕事やめてくる」 [映画]
〔2017年/日本〕
ブラック企業に勤め、
部長からの、
叱責に耐え切れなくなった
青山隆(工藤阿須加)は、
駅のホームで、意識が遠のく。
危うく電車に撥ねられそうになるのを、
助けてくれたのが、
隆と同年代のヤマモト(福士蒼汰)。
ヤマモトは、小学生の時、
隆と同じクラスだったが、
3年生の時、転校したと言う。
隆の記憶は曖昧だったが、
教師の話ですっかり盛り上がる。
ヤマモトのおかげで
明るくなれた隆は、
大口の仕事をゲットするなど、
運が向いてくる。
ところが、
ヤマモトの名前をネットで検索した隆は、
彼がすでに死んでいることを知る・・・。
試写会で観た。
工藤阿須加演じる主人公の、
会社での様子が辛くて辛くて、
観ているだけで、
疲れ果ててしまう。
なんなんだ、あの部長って男は。
なぜあんなに怒鳴る。
なぜあんなに恫喝する。
なぜ物に当たる。
あれは若手の育成や指導ではなく、
いじめだ。
大の男が、公共の場で、
反論できない相手に威張り散らす姿ほど、
みっともない事はない。
この映画のような、
部下に対してもそうだし、
ウェイターさんとか、店員さんとか、駅員さんとかに、
殊更に大きな態度を取る人って、
日頃、どんだけストレス溜まってるのか。
周囲の人間がドン引きして、
「馬鹿な奴だ」と軽蔑している事に気付かないのか。
まさか、「カッコいい?俺」とか思ってないよね?
あれじゃあ、主人公でなくても、
心が壊れてしまう。
会社が嫌だからと、
すぐに辞めてしまうのはどうかと思う場合もあるけど、
この映画のような状況だったら、
「辞めて、他を探した方がいいかも」と
言いたくなる。
電車に飛び込んで亡くなった方のニュースを見る度に、
それで足止め食った方はお気の毒だな、と思ってきたけど、
案外この映画のようなケースも多いのかなぁと、
思ったりもした。
「死のう」という明確な意志はないのだけれど、
何らかの理由で疲れ果て、
全てがもうどうでもいいや、という感じで、
意識が死の方へ引っ張られるみたいな。
いや、だからと言って、
人に迷惑を掛けてはいけないけれど。
それにしても、
福士蒼汰くんって、
こんなにいい演技をするんだ、と
初めて知った。
彼は子供の頃、関西に引っ越したという設定で、
関西弁で喋りまくるのだけれど、
それがめっちゃ明るくて面白い。
彼のような人がいたら、
隆でなくても、明るくなれるような気がする。
ただ、後半の展開は
ちょっと無理があるかなぁ。
私が隆だったら、あの選択はないな。
まぁ、人生、それぞれ自由だけど。
評価 ★★★☆☆
「たたら侍」 [映画]
〔2017年/日本〕
奥出雲のたたら村では、
1000年錆びないと言われる、
純度の高い鉄が取れる。
しかし、そのために、
村は、鉄を目的にした山賊に襲われる事も
しばしば。
村の若者・伍介(青柳翔)は、
強くなって、村を守りたいという思いに駆られ、
侍になるべく、
町に出るが・・・。
試写会で観た。
本当に申し訳ない書き方だけど、
でも書いちゃうけど、
試写会でなかったら、
おそらく、テレビで放映されても
観なかったと思う。
先入観を持って、
映画に臨むのは、
良くないのは分かってる。
もしかしたら、
思っているよりずっと、
素晴らしい作品かもしれないし。
でも、どうしても、
色々引っ掛かる。
観る前から、
好きになれない要素が多すぎる。
脇役の俳優さんは、
豪華なんだけどなぁ。
申し訳ないです。
これくらいしか書けなくて。
評価 ★★☆☆☆
「バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート」 [映画]
〔2016年/アメリカ〕
男を見る目が無く、
失恋ばかりのマーサ(アナ・ケンドリック)は、
ある日、
イケメンのフランシス(サム・ロックウェル)と出会い
恋に落ちる。
ところがフランシスの正体が
殺し屋だったことが判明。
しかも、人を殺す事が許せない彼は、
依頼人を殺してしまうという、
超変わり者。
そんな彼だから、
世界中の殺し屋から狙われていて、
一緒にいても危険がいっぱい。
ところが、
フランシスと付き合ううちに、
マーサに意外な才能があることが分かる。
最強の殺し屋になれそうな才能が・・・。
アナ・ケンドリックは、
美人とは思わないし、
私の好みの顔ではないのだけれど、
なんか好き。
特に、わけのわからないコメディに
出演している時(笑)。
一番好きなのは、
「ハッピー・ボイス・キラー」。
↓
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2015-09-21
こんなの誰も観ていなさそうだけど(笑)。
この映画もわけが分からない。
変な男に引っかかってばかりの彼女が、
殺し屋と激しく惹かれ合い、
殺しのテクニックに目覚めるなんて。
一番好きな場面は、
サム・ロックウェルと、
包丁の投げ合いをするシーン。
ロックウェルが、
包丁をヒュンヒュンと、
回転をつけて投げると、
ケンドリックがそれを実に上手く素手でキャッチする。
「私ったら、こんな才能があったのね」みたいな。
ロックウェルは、ケンドリックを愛するあまり、
彼女に散弾銃の弾が当たりそうになったとき、
手のひらで止めて
大怪我したり。
上手く書けないけど、
この2人、
そんなこんなで、出会うべくして出会ったというか、
運命というか。
あまり深く考えず、
楽しめる映画。
評価 ★★★☆☆
「スウィート17モンスター」 [映画]
〔2016年/アメリカ〕
「人間には2種類ある。
何事も要領よくこなす人と、
何をやってもダメな人」
子供の頃、それを悟ってしまった
ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)も
今は17歳。
子供の頃から冴えなかったけど、
それは今も変わってない。
でも、自分には、たった一人の友達・クリスタがいるから
それでいい、と思ってきた。
今日の今日まで。
ところが、
「何事も要領よくこなす」兄のダリアン(ブレイク・ジェンナー)と、
クリスタが恋仲に!
なんて事だ。
私は独りぼっちじゃないか・・・。
いい映画だなぁ。
まずタイトルがいい。
17歳。
スウィートとモンスターの間で、
ウロウロと迷走中。
原題は違うけど、
この邦題は上手い。
とはいえ、
ネイディーンは、
圧倒的に、モンスターの方に近い。
口が悪く、
思ったことをすぐ言ってしまう。
それで人を傷つけて平気な癖に、
自分が傷つくことには、
過剰なまでに反応する。
被害妄想。
わがまま。
自分勝手etc.
そんな性格じゃ、大人になって困るよ、と
エラソーに言いたくなったけど、
じゃあ、私が17歳の時、
一体どんな女の子だったのかと振り返ると、
ネイディーンと大差なかったかもしれない。
親友と兄が恋人同士になって、
2人がどんどん新しい世界を広げていくのに対して、
自分は何やってるんだ、
のけ者か?
もういらない人間か?
あ・・・
そんな風に考えてしまうのって、
案外、大人になった今も、変わっていないかも。
ネイディーンには憧れの上級生・ニックがいて、
これが結構なイケメンで、
もちろんネイディーンの事など、
存在も知らない様子。
で、彼女は、
絶対ここには書けないようなエロメッセージを
なんとなくスマホで打って、
もちろん消すつもりでいたら、
間違って、送信を(笑)。
爆笑したけど、
映画だから笑ってられるけど、
現実だったら、
死にたくなるわ(笑)。
ネイディーンの担任教師を演じた、
ウディ・ハレルソンが、
めっちゃいい先生で、
なんか感激。
「あんた昔はナチュラル・ボーン・キラーズだったじゃん」と
からかいたくなった(笑)。
あの映画以来、
私の中で、ハレルソンのイメージは、
ずっと「不良」のままだから(笑)。
ネイディーンの隣の席の、
東洋系の男の子が、
彼女に気があるようで、
とても親切にしてくれる。
すごく爽やかないい子。
日本人でいえば、錦織圭くんみたいな。
でも、日系の俳優さんではないみたい。
中国系か、韓国系か。
こういう時、日系のいい俳優さんっていないのかな。
評価 ★★★★☆