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「ミッション:8ミニッツ」 [映画]

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〔2011年/アメリカ〕


ジェイク・ギレンホールが列車の中で目を覚ますと、
見知らぬ女性・ミシェル・モナハンが親しげに自分に話しかけてくる。
彼女の話から、
自分と彼女は旧知の仲という気がするが、
自分は彼女の事を知らず、混乱する。
そうこうするうちに、列車はシカゴに近付くが、突然大爆発を起こす。


ショックで目を覚ますと、
そこは軍の研究所。
ギレンホールは、
列車爆発事件の犠牲者の意識に入り込み、
爆発までの8分間の間に、
犯人を捜すという命令を受けていたのだ。


もう一度、列車の中に戻ったギレンホール。
状況は前回とまるで同じだ。
爆発物を探す。
あった。
仕掛けたのは、
今、この列車に乗っている誰かだ。
次の駅で降りるはずだ。


また軍の研究所で目が覚める。
犯人を見つけられないまま、
8分が過ぎてしまった。
また列車の中へ意識を戻す。


何度も繰り返すうち、要領を飲み込み、
犯人に近付くギレンホール。
さらにモナハンに対して、
特別な感情を抱くようになり・・・。





以前、素晴らしいと思った映画、「月に囚われた男」を撮った、
ダンカン・ジョーンズ監督の2作目の映画。
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2014-06-14


これもとても面白かった。
すごいな、ジョーンズ監督。
3作目の映画が今年公開されるらしい。
楽しみだ。


列車爆発事件の犯人を捜すため、
何度も、列車と軍と研究所を意識の往復をする、
ジェイク・ギレンホール。


映画の中のセリフにもあるけど、
それはタイムトラベルではなく、
意識の中で、
状況を変えてゆき、
犯人を捕まえるという。


それだけでも、もちろん面白いけれど、
観ているうちに、
色々疑問が湧いてくる。
「これだけで終わるわけがない、絶対なにかある」と。


で、「そうきたか」という展開が待っている。
私がギレンホールだったら、
ラストはやっぱり彼と同じ選択をしただろうと思う。


大爆発して、乗客全員が即死する列車の場面が、
今、いつどこでテロが起こってもおかしくないという
世界情勢では、
シャレにならない気がした。


細かい事は詳しく書けないけど、面白く、良い映画だった。


(※このレビューは、一年以上下書きに入っていたものを出しました。
  情報が多少古くて申し訳ありません。
  ジョーンズ監督は既に4作目の映画を発表しているようです)


評価 ★★★★☆

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