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「これが青春だ!」 [映画]

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〔1966年/日本〕


森山高校に赴任してきた、
教師・由木真介(夏木陽介)は、
学校にスポーツカーで乗り付け、
他の教師たちにあだ名を付けて回るような、
型破りな男。


そんな由木を、
校長(十朱久雄)、
教頭(田中春男)、
教員の中川(藤木悠)らは
苦々しく思うが、
生徒からは歓迎される。


由木は、廃部寸前のラグビー部の顧問をすることになる。
隣町の太田高校との試合も決まり、
寺の和尚が合宿所を提供してくれ、
また、同僚の美人教師・明子(藤山陽子)らの協力により、
ユニフォームを揃えたり、
部は順調に動き出す。


ところが、太田高校のラグビー部員・松本(黒沢年雄)が、
チンピラに追われ、
由木がそれを助けた事から・・・。





「これが青春だ!」。
そっかぁ、これが青春か(笑)。
これは、「青春とはなんだ」というテレビドラマの
映画化なのだそうだ。


同じころ、他にも、
「これが青春だ」というテレビドラマがあったそうで、
そちらの映画化だと勘違いされる事も多いらしい。
そりゃあ、そうだろう。
なぜ、全く違うテレビドラマのタイトルを、
映画に付けたのか。
「!」を付けたからいいってもんじゃない。


内容は、ご想像通り、
とにかく健全。
不良まで健全(笑)。


これは昔の不良はみんな健全だったなどという
理由ではないと思う。
同じ時代の別の映画では、
不良な少年が、
とんでもない事件を起こしたり、
スケバンが売春するなどの映画もあったはずだ。
本作のコンセプトが、
誰でも楽しめる、
健全な不良映画という設定なのだろう。


黒沢年雄の無理のありすぎる
学ラン姿に笑える。
おっさんが学生のコスプレしているみたいだ(笑)。


調べてみると、当時彼は22歳。
そりゃあ、老けて見えるはずだ。
しかも彼は、ホステスと一緒になりたいと、
駆け落ちみたいな事をしでかしてくれる。


ただ、そんな場面も決して淫靡ではなく、
あくまでも健全。
駆け落ちまで青春の延長という感じ(笑)。


ラストも当然、大団円。
絵に描いたような、
青春映画であった(笑)。


評価 ★★★☆☆

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