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「素晴らしきかな、人生」 [映画]

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〔2016年/アメリカ〕


ニューヨークで、広告代理店を経営し、
大成功している、ハワード(ウィル・スミス)。


ところが、最愛の娘を
6歳で亡くしてしまった彼は、
それ以来、何も考えられず、
何も行動できず、
ただ無為に日々を過ごすようになってしまう。


このままでは会社の存続さえ危うい。
同僚のクレア(ケイト・ウィンスレット)、
ホイット(エドワード・ノートン)、
サイモン(マイケル・ペーニャ)らは、
何とか彼を立ち直らせたいと考える。


そんな時、ホイットが偶然出会った、
3人の舞台俳優、
エイミー(キーラ・ナイトレイ)、
ブリジット(ヘレン・ミレン)、
ラフィ(ジェイコブ・ラティモア)。


ホイットは彼らに、
ある芝居をしてくれるように頼むのだが・・・。





試写会で観た。


フランク・キャプラの名作、「素晴らしき哉、人生!」の
リメイクかと思ったけれど、
関係ないようだ。
まさかね。
あれをリメイクするのは、
敷居が高すぎる。


ネットでも、
タイトルに対する批判が多いようだ。


昨日の、「サザエさんの赤ちゃん誕生」の
コメント欄でも、ご意見をいただいたけれど、
「観てもいないのに、評価するな」状態でございます(笑)。


私も、「観てもいないのに、評価するな」には
100%同意いたします。
そして、この映画の場合、
「不朽の名作と同じタイトルを付けるな」とも
言いたいのでございます。


「哉」を「かな」に変えたとか、
「!」が付いてないとか、
そんな子供じみた屁理屈ならいらない。


で、肝心の映画はといえば、


まず、この豪華な出演陣!
名前を見るだけで、
目がクラクラするようだ。


こんな凄い面子な割に、
上映時間が93分と短いなぁと、
観る前に思った。
一人当たりの時間単価が高い(笑)。


短い映画は、気楽に観られて好きだけれど、
この映画の場合、
短時間に詰め込み過ぎな気がしないでもない。
娘を失ったウィル・スミスの悲しみが、
描き切れていないように思える。


他の出演者たちも、
それぞれに悩みを抱えていて、
皆、人生に迷っている。
93分では、描き切れない感じ。
特に、ケイト・ウィンスレットの私生活など、
女同士、もう少し掘り下げた話が知りたかった。


今度は、ウィンスレットの人生を、
映画化してはどうだろう。
面白いものが出来るような気がするんだけど。


評価 ★★★☆☆

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