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「スノーデン」 [映画]

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〔2016年/アメリカ〕


911事件にショックを受けた、アメリカの平凡な青年、
エドワード・スノーデン(ジョゼフ・ゴードン・レヴィット)は、
国の為に何かしたいと考え、
軍隊に入る。


しかし、脚を大怪我し、除隊。
その後、CIAの試験に合格した彼は、
コンピュータの知識を買われ、
NSA(アメリカ国家安全保障局)の職員となる。


また、ネットで知り合ったリンゼイ(シャイリーン・ウッドリー)と
恋に落ち、同棲するなど、
公私共に順風満帆な日々だったが、
ある事に気付き、愕然とする。


それは、NSAがテロリストだけでなく、
全世界の一般人のあらゆるメールやケータイを
傍受・監視している事。
スノーデンは、今の幸福を捨て、
それを告発しようと決心する・・・。





アメリカの青年・エドワード・スノーデンが、
国を告発した事件、
いわゆる「スノーデン事件」は、
ニュースで軽く見る程度には知っていたけれど、
なるほど、
こういう事だったのねと、
一つお利口になった気分。


このニュースを知った時、
私は、
アメリカ側の言い分が第一印象として残ってしまっていたので、
あたかもスノーデンが、悪い人間のような印象を
持ってしまっていたけれど、
なんだ、普通の良い青年じゃないか。


普通どころか、
普通以上に、正義感が強い人間。
もし私が彼の立場なら、
「まぁ、国家なんてそんなものだろう」と、
メールやケータイの監視について、
半分諦めな感じでいただろうし、
やっと掴んだ幸せを捨ててまで、
告発に踏み切ろうとは思わないだろう。


国家の監視より、
自分の幸せが大事よ(笑)。
現に、それを知っている彼の同僚たちは、
私と同じ気持ちでいたのだろうから、
それまで何も起こらなかったのだろうし。


アメリカは、全世界の人々の、
あらゆる情報をチェックしていたそうで、
日本も、重大な監視下に置かれているという。
その中に、私も入ってるのか?(笑)
(笑い事ではないが)
こんな、どーでもいい女の情報を知った所で、
一銭の得にもならないだろうけど。


とはいえ、
それを知ったスノーデンが、
疑心暗鬼になる気持ちも分からなくはない。
なにせ、国は簡単に、
個人の家のパソコンに入り込み、
着替えから性行為まで見ているのだもの。
それはやっぱり最悪の行為だわね。


久し振りにオリバー・ストーン監督の映画を観た。
最後に観たのはいつだっただろうと調べてみたら、
2011年2月だから ↓
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2011-02-07
ピッタリ6年ぶりか。
やっぱりこういうテーマを扱うのが好きね。


ジョゼフ・ゴードン・レヴィッドはどうだろう。
最後に観たのは、「ザ・ウォーク」。↓
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-02-10
これも去年の2月だから、
ピッタリ1年ぶり。
やっぱり彼は、肉体を使うより知的な役がよく似合う。
なので、軍隊でしごかれる場面は、
「だ、大丈夫!?」という気持ちになった(笑)。


評価 ★★★☆☆

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